薬は出されます

病気に早く気づくためのポイント

どんな薬よりも、バランスのとれたおいしい食事をとる、規則的な生活を心がける、からだを動かすといったことが健康には大切だと自覚をもってほしいのです。
なぜ処方される薬がどんどんふえるのかたとえば狭心症は、心臓の筋肉である心筋に酸素を供給している冠動脈の収縮による一過性の虚血のために胸痛·胸部圧迫感などの症状を引き起こすものです。そこで医者は血管を広げる薬を処方します。しかも狭心症があると、ほかの病気も併発するので、そちらの病気を抑える薬も出すことになります。このようにして一つの病気になると、基本的に1種類の薬は一つの症状に対応するだけですから、がふえていき、しまいには10種類近くになったりするのです。
次々と薬私が相談を受けたある人は、狭心症、腎炎、高血圧、胃潰瘍、そして腎臓がんまで患っていました。
病気にもなる

そのために、それぞれに対処する薬と、眠れないというので睡眠薬と抗不安剤、さらには、いろいろな薬を飲んで胃が荒れるので胃薬まで飲んでいました。狭心症だけなら二、三種類ですむのですが、結局その人の場合には一五種類ぐらいの薬を飲んでいたことになります。もともと狭心症になったのは、無理をして心臓に負担がかかったためです。それでも延々ときつい仕事を続ければ腎臓にも負担がかかり、腎炎(腎臓は血液を濾過して尿をつくる器官ですが、このはたらきが阻害されて、むくみや尿の異常、高血圧などの症状が出ます)になったりします。すると高血圧をともないます。この人の場合には、さらに胃潰瘍、腎臓がんにもなってしまったわけです。ろかこれは、薬に頼ったばかりに起きる1連の流れなのです。症状を抑えることだけにとらわれるから、「この症状が出たからこの薬、この病気が出たらあの薬」と、薬の種類がどんどんふえていきます。

  • 薬を使わずに育て
  • 健康を守るため
  • 認知症で受診する場合

検査·診断ㄨ線

すると薬を処理するために肝臓や腎臓に負担がかかるので、どんどん体調が悪くなります健康な人でも一五種類も薬を飲んでいたら、それだけでからだは参ってしまいます。
慢性病は病院では決して治せないすべての薬をやめたほうがいい、病院もできるだけ行かないほうがいいといわれても、みなさんそれで大丈夫なのかな?と心配になると思います。どこか調子が悪くなれば、どうしたってやはり病院に行きたくなることでしょう。
そして、どうせ診てもらうならば、できるだけ設備の整った大病院に、ということになりがちです。大学病院などのように、その地域の権威の象徴である医療機関を選びたくなりますね。そういう人は「自分にはあの病院がふさわしい」と勝手に選んでいるわけで、権威志向の強い人です。しかし、実際に大学病院のように大病院に行けばおわかりになるでしょうが、いまは患者さんと対面して、話をよく聞いて診察してくれる医者はごくまれです。ほとんどが、患者の顔を見ずにながら話をする医者ばかりです。そして、マニュアルに従って薬を処方するだけです。
細胞です。
薬を飲むよう説得する必要があるのです
ソコンのデータを見外科なら手術、整形外科なら手術やリハビリなどと治療の広がりはありますが、内科の治療にいたってはほとんどが薬を使うだけです。医者にはそれほど選択肢がないのです。患者さんのほうが利口になって、自分の身の危険に敏感になる必要があるのです。自分のからだのことをすべて医者まかせ、薬まかせにしがちなのところが大病院志向の人は、です。権威に弱く、病院に行けばどうしても薬は出されますから、本来は病院に行かないのがいちばんいいのです。しかし、それでは不安があるでしょうから、行っても診察だけしてもらい、薬を出されたら、「薬が合わないのでちょっと減らしてください」とかちょっと休みますと、自分でやめるようにする覚悟が大切です。薬物療法を始める

健康な様子で退院してきました。

いまは検査機器の進歩が著しいので、医者にその機器をきちんと読み取る技術さえあれば、現在、自分のからだがどのような状態なのか、どんな病気なのかという診断はかなり正確にわかります。ですから、病院に行くのは検査をしてもらって、自分のからだの状態を知るためと割り切るべきです。そこで薬を処方してもらって、それを飲めば治ると思うのは間違いなのです。私は、基本的に病院に行くのは、ケガをしたときの応急手当てをしてもらう場合や、急性感染症の救急処置だけでいいと考えています。応急手当てならマニュアルどおりでいいのですから、病院で対応できるのです。
しかし、慢性病については、いまの医療ではどうにもならないのが現実です。薬で慢性病を治そうとすること自体がどだい無理な話だと理解してください。
日常的に使う薬も要注意これまでお話ししてきたように、薬はできるかぎり使わないですめば、それがいちばんいいわけです。
老化のメカニズムを解明薬物療法を始める

薬物療法を始める

しかし、私たちは日常的に薬を使う生活に慣れてしまっています。風邪薬や鎮痛剤などは薬局で買って気軽に使っているでしょう。
しかし日常的な薬として、まず使ってはいけないのは消炎鎮痛剤解熱鎮痛剤·抗炎症剤です。消炎鎮痛剤がよくないのは、血管を閉じて血流を止める作用があるからです。痛みは血管拡張物質によって生じますが鎮痛剤は血流を止めることで血管を閉ざすように作用するので、その場の痛みはたしかに止まります。しかし血流が止まるとリンパ球や組織を再生させるための物質も回りにくくなり、患部が治癒されません。消炎鎮痛剤で一時的に痛みが収まっても患部は治っていないので、薬の効果が切れればまた痛みが出るのです。