心筋梗塞になりやすい体質に変えてしまっていないかどうか。

老化のメカニズムを解明

薬や食品添加物の入らない食事を続けている筋肉疲労を起こして疲労物質がたまれば、そこに必要な血流が送り込めず血流障害を起こします。そこで患部の血流を回復して疲労物質を取り除こうという反応が起こります。痛みが起こるのは、すこしずつ、血流が回復しているからであって、痛みは血流不足を補おうとする自然の反応なのです。ですから、痛みも単純に悪者扱いはできません手軽に使う湿布薬にも消炎鎮痛剤が使われています。痛みがひどいときませんが、長く使いつづけるとやはり血流が悪くなり、かえって病気が治りにくいのです。整形外科では、腰や膝が痛いという患者さんにはすぐに消炎鎮痛剤の飲み薬や湿布薬を出していますが、それがかえって治癒を遅らせています。
11日程度であれば問題はありもちろん風邪で熱が出たときも、お話ししたとおりです。よほど高熱が続くといったとき以外は、解熱剤は使わないほうがいいのは抗生物質については、最近は以前ほど安易に使われなくなっています。それでも手術後には感染を防ぐために、予防的に使われます。しかし、たいていの場合は、手術後でもほとんど必要性はないといえます。安易に使うと、抗生物質は腸管の細菌まで殺してしまうので、腸管が細菌不足になって体調を崩してしまいます。私はどのような薬でも使わないに越したことはないと考えています。
それでも、痛みがひどくてつらい、熱が高くてつらいといったときには、そのつらさを緩和するために、わずかな期間だけ使うのは仕方ないでしょう。しかし、痛みはからだの治癒反応なのですから、薬を使わずに我慢できるようなら、そのほうがむしろ回復は速いのです。薬に対する意識を改めるどうも日本人が薬を信頼するのは、これまでの歴史で、薬はからだにやさしいものだと刷り込まれたからかもしれません。生薬という言葉があるように、日本人にとって薬はからだによいものだったのでしょう。
しようやくたしかに、日本人が取り入れてきた漢方薬は、直接的に症状を取り除くのではなく、もの、嫌なものを摂取して、それで排泄作用を誘発して病気を治すものが主でした薬というかたちで苦いしかし、明治以降に優勢となった酉洋医学の薬は、激烈な作用をもちます。
細胞によって毎日少しずつつくられてもいるそして
病気などを確認したりして医師は少なく

神経質な人

うつ病とは限りません

急性症状には対応できますが飲みつづけると、とてもからだに負担となるものだったのです。つまり製なのです。ところが日本人はまでも生薬の感覚で薬を飲みつづけています。日本人は温帯モンスーンに覆われた四季のある風土に恵まれて、穏やかに生きることが身に染みついているのです。人間関係も激しいものではなく、やさしさを求めます。食べ物も、もともとは刺激の強いものを好みません。ですから薬にしても、漢方薬のなかでも激しい作用をともなうものは取り入れずに、からだにやさしい生薬だけを用いてきたのです。
鍼にしても、中国では太いものを使いますが、日本で取り入れると細いものになりました。灸でも、量を減らしたり間隔を空けたりして、穏やかなかたちに変えています。そういう伝統のなかに酉洋医学の薬が導入されたためか、それまでの生薬の感覚が抜けません。症状に劇的な効果がある薬は、それだけ毒性も強いのですから、それを飲みつづけていれば健康な若者でもからだを壊します。ましてや高齢者が飲むのですからなおさらです。
「薬はからだにいいものだ」という意識を変えなくてはいけないのです。薬は毒。意識を改めてほしいものでいまのがん治療はかえって死を招くいま私たちにとってもっとも怖い病気は、がんといっていいでしょう。しかし、がんになってしまったからといって、極度に恐れる必要はありません。早期がんであれば、免疫力を高めれば二可能なのです。

病気に結びつきやすいものです。

ところが、がんを恐れるあまり、手術、放射線治療、抗がん剤という1連の流れの濃厚な治療を受けることで、かえって死にいたる可能性を増してしまう人が多いのです。がん難民と呼ばれる人たちがふぇています。これは医師の治療説明に不満足、または納得できる治療方針を選択できなかった患者のことで、がん患者の五三パーセントが、がん難民とされています(日本医療政策機構の二00五年一六月の調査による)。
二カ月で治すことさえがん難民が受診した医療機関の平均は111.011カ所で、それ以外の患者は一·九五です。もっとも多い人で一九カ所もの医療機関を受診しています。保険診療費は、がん難民が平均一四一万円に対して、それ以外の患者さんは九六万円です。がん難民の人たちは、信頼できる医療機関を求めて渡り歩くために、時間もお金も莫大にかけているのです。
日本のがん患者数は約一二八万人(二00二年の厚生労働省の調査による)ですから、民と推定されます。いかに現状の医療に不満をもっている人が多いかがわかります。約六八万人ががん難当然、世間的にがん治療で有名な病院で診てもらいたいと思うでしょう。国立がんセンターなどは、がんの権威だと思われているので、順番を待ってでも診てもらおうと患者さんが殺到します。入院や手術となるとさらに何カ月も待たされることになります。しかし、国立がんセンターなどでは、最新の西洋医学の立場から、手術、放射線、抗がん剤という三本柱の治療が基本で、いまでは、たとえば免疫療法などいろいろな治療法が考えられるにもかかわらず、そうした治療法はいっさい行なわれていません。
抗がん剤が投与される人たちは、たいていは、すでにそれ以前に手術、放射線と現在の医学が可能な濃厚治療が施されており、その結果、白血球は破壊されてどんどん少なくなっているのです。そのうえに抗がん剤を投与されるのですから、白血球はいっそう少なくなります。
抗がん剤を使うことで白血球を下げると、その少ない白血球で病気と戦うために、からだは発熱して補おうとします。熱を出せば、少ない白血球でも機能を発揮できるからです。ですから抗がん剤を使うと、発熱、痛みがともないます。すでにお話ししたように、大ケガをしたり風邪をひいたときにも起こるからだの反応です。
症状が出ることもあります

検査·診断問診

がんのときも、壊れた組織をなんとか修復しようとして発熱するのです。そのことがわかっていれば、発熱をむやみに薬で抑えることがかえってからだに悪いことはわかるはずです。が、抗がん剤を使い、発熱すれば解熱剤を出し、痛みが出れば痛み止めを使うのです。そのため弱った白血球は力を発揮できなくなり、がんがさらに猛威をふるうことになります。そうした治療をやり尽くして、お手上げ状態になると、患者さんは病院から放り出されます。大病院ではそれ以上の治療手段がなくなれば、患者さんは退院させられて自宅療養となるか、場合によっては終末医療のホスピスに入れられるのです。
私はすでに多くの著書で、手術、放射線、抗がん剤の三大療法はやめなさいと主張しています。国立がんセンターの医師と、緩和医療に携わる医師たちが討論したことがあります。緩和医療をしている医師たちは、最後まで抗がん剤を投与しつづける治療に反対して、「なぜ、あそこまで患者さんを弱らせる必要があるんだ!」
と怒っていましたが、それに対して国立がんセンターの医師たちは、「そんなに簡単に治療をあきらめていいのか」と反論したというのです。彼らはどうしても、抗がん剤をよしとする考え方から抜けられないのです。抗がん剤は正常な細胞よりも、がん細胞に感受性が高いという前提があってはじめて成立する治療法のはずです。しかし実際にはその前提がすでに崩れていて、がん細胞に対してよりも、むしろ正常な細胞のほうにダメージを与えてしまうのです。
認知症の患者さんたち

老化を担っている可能性を示しています。

そのため、髪の毛が抜けたり、食事ができなくなります。どんどんからだが弱っていくのです。
実際には、抗がん剤を使っても、がん細胞が先に死なないことがわかってきているにもかかわらず、に抗がん剤をどんどん投与する濃厚治療がぎりぎりまで行なわれています。いまだ極端なことをいえば、年間約三三万人のがんによる死亡者のうち、六割は抗がん剤死だと私は思うくらいです。国立がんセンターがなぜ治療の途中で患者さんを放り出すかといえば、そのまま抗がん剤治療を続ければそれによって死ぬことがわかっているからです。にもかかわらず「もう、うちではやるべきことはすべてやりました」といって放り出すのです。抗がん剤を徹底的に投与すれば、そのために死にいたるのです。抗がん剤が、がんの治療薬だという前提がすでに間違っています。いまの抗がん剤は、二割の好結果を出すために、残りの八割は犠牲になってもいいといわんばかりに投与されているといっていいのです。
こうした治療は、国立がんセンター、大学病院、国立病院のような大病院で行なわれています。このような権威ある大病院でないと、徹底した濃厚治療など怖くてできません。ふつうの中小病院であれば、治療しても治らないどころか、どんどん悪くなっていけば、当然、患者さんや家族から非難されるからです。
実際、濃厚治療をすると、あっという間に弱っていって、見ただけで「これはもう生きる力がない」とわかるほどになってしまいます。それでもなお、国立がんセンターなどの大病院に順番待ちしてでも入院して治療を受けたいというのは、有名で権威のある病院のほうが安心と思うからでしょう。危険な濃厚治療を支えているのは、もちろん医師の問題もありますが、患者さん側のそのような先入観でもあるのです。見放された患者さんたちがふえている現実をよくよく見つめてくださいがんになったら、どうするか本来、がんは免疫力を高めることで治すことができます。
がんになったということは、働きすぎ、悩みなど、すでにその人が大きなストレスを抱えていることを示しています。病院に行ってがんが見つかったら、手術を勧められることになるでしょう。そんなときには、どうすればいいか。私は手術をはじめ三大治療は行なわないで、免疫力を高めて自分で治すことを勧めています。しかし、手術をしないことで本人も周りも大きな不安を抱えるようでは、免疫力にとってかえってマイナスです。
薬や精神安定剤を飲む

細胞からたくさん分泌される

胃がんや大腸がんのように手術で簡単に除去できるもので、まだ初期であれば、手術も一つの選択です。ただし、それ以上の放射線や抗がん剤治療はしないほうがいいと断言します。そして、転移もなく手術できれいにがん細胞が取り除けたら、じ生活にもどると、転移や再発の危険性も高くなるからです。
これまでの生活を変えることです。
以前と同すでにがん細胞が進行して大きくなってしまい、大手術になるような場合には、手術自体が大きなストレスになります。そのため、いっそう免疫力を下げることになりかねません。そのうえ放射線治療や抗がん剤治療をするとなればなおさらです。三大治療よりも、生活を改めて免疫力を高めることをお勧めします。まだ若くて活力のある人なら、それだけ免疫力が高いのですから、手術せずに、疫力をさらに高める習慣を実践すれば、がんが治る可能性はとても高いのです。
それまでの生活を改めて免そして高齢者の場合には、手術は絶対に控えたほうがいいのです。ことに八十歳を超えていれば、エネルギー代謝は低くなるので、それだけがん細胞の進行も遅くなります。たとえがんが消滅しないとしても、免疫力を高めて十年近く生きられれば九十歳まで元気にぃられるのです。手術でからだを弱めて、自力で食べることもできず、歩くこともできず、痛みを抱えたまま寝たきりになるよりも、残りの人生が充実できるはずです。放射線治療の場合には、影響があとあとまで残り、リンパ球の減少とからだの不調が延々と続きます。それは、細胞と組織の変成が残り、遺伝子にも影響を与えて異常をもたらすからです。放射線をかける期間が終わっても、変成した細胞は死につづけます。ですから、徹底的に放射線治療をすると、健康な細胞をも壊して生きる力が失われることになるのです。
例外的に放射線を使ってもいいケースは、回数だけ行なう程度です。

細胞によって毎日少しずつつくられてもいるそして

薬は出されます

ストレスを長く抱えることになる近所の病院はもちろんのこと、大病院にも、待合室ではお年寄りの姿ばかりが目につきます。高齢者にとっては、健康が第一の関心事になります。しかも、現役時代のように会社に行くわけでも忙しいわけでもなく、病院に行く自由な時間もあるので、ちょっと調子が悪いとすぐに医者に行くのでしょう。薬をもらえば安心するのです。
しかし、薬というのは根本的に病気を治すわけではなく、熱があったら熱を下げる、止めるというように、基本的には症状を緩和させる効果だけなのです。痛みがあったら痛みを同じ薬であっても、若くて元気がある人が飲むのと、からだの弱った高齢者が飲むのとでは、からだへの負担がまったく違います。高齢者にとっては、薬自体が大きな負担になるのです。あまりにも腫れがひどい痛みがひどいといったケースでは、仕方なく1、三日飲んでもいい薬はありますが、慢性的に飲んでいい薬などというものはありませんところが、日本の医療では高齢者になればなるほど薬を処方しています。
血圧を下げる薬、コレステロール値を下げる薬、腰痛の薬、糖尿病の薬、痛み止め、さらにはそれに付随して胃腸薬などさまざまな薬をもらって、高齢者は毎食後それらを飲むのです。
しかし、高齢者が飲んでいい薬は1種類もないどころか、薬は毒なのです。薬を飲んでいると調子が悪くなることがありますが、それを副作用と考えてはダメなのです。副作用というと、よい効果主作用もあるように思いますが、そんなものはほとんどないのです。薬をいっさいやめる覚悟をもつ血圧が高いと、動脈硬化の危険があるということで、すぐに血圧を下げる薬や血液が凝固しないようにする薬を処方されます。そして、一度そのような薬を飲みはじめると、医者からはずっと飲みつづけなければいけないといわれます。患者さんは医者にいわれたとおりにするでしょう。
老化のメカニズムを解明
健康な様子で退院してきました。症状が続く場合

医学上はあってもよさそうな話なんですか。

病気の再発

薬を飲めば、たしかに血圧は一定レベルに下がりますが、それ以降、薬で無理やり血圧を下げつづけることになります。一時的に血圧を下げた時点で、それまでの生活を変えればいいのですが、薬を飲んで血圧が下がったことに安心して、それまでと同じ生活を続けるでしょう。それではいつまで経っても、からだは狂った状態のままでたとえば、なぜ血液が凝固しやすくなっているかといえば、からだがその時点の体調に合わせて調節しているからです。夜ふかしが続いていたり、心配事が重なったりして交感神経が緊張状態にあると、それだけからだじゅうに酸素も運ばなければならないし、ケガをしたときと同様に血小板もふやすのです。そのために血圧も高くなり、血液も固まりやすくなります。つまり、高血圧は交感神経の緊張状態が続いていることが引き金になっているのです。自分の生き方がそういう血液の流れをつくったのです。
無理していたとか、継続して強いストレスがあったとか、食べすぎで肥満になって心臓に負担をかけたといった原因が必ずあるはずです。からだはそれに適応するために、必要があって高血圧にしているのです。
もちろん、その状態が長く続けば血流が悪くなり、動脈硬化や脳梗塞などを引き起こす危険が高くなります。それを防ぐために薬を飲むわけですが、しかし、そこにいたった根本原因を見なおすことなく、からだが悪いとばかりに薬で血液が固まらないようにしているだけでは、病気はいっこうに治りません。からだの維持に必要な血圧が得られなくなり、血流の低下のため体調がすぐれず、いずれは破綻をきたすことにもなりかねないのです。あるいは、睡眠導入剤を飲めば、無理にでも眠ることはできます。コレステロール値を下げる薬を飲めば無理やりコレステロール値を下げることはできるでしょう。しかし、それは狂った状態を恒常化するだけです。

症状として出る。

そんな状態にすること自体が悪いのだという感覚をもたないといけないのです。
薬を飲む対症療法では、根本的に病気は治らないのです。
あっという間に病人はいなくなります。
もし薬で動脈硬化を治せるのならば、この世から薬を常用しているとしたら、いますぐ全部やめたほうがいいのです。実際、私の本を読んで薬をやめる年配の方も多いのですが、そうした方たちからは、悪いところがなくなった、体調がよくなったという話をよく聞きます。
私の母親も、七八年前のことですが、からだのあちこちの調子が悪く、当時、病院から出された薬を高種類も飲んでいました。それでも調子が悪い状態が続いていました。そこで私は、それらの薬を飲むことをいっさいやめさせたのです。それ以来、体調もよくなり、いまは悪いところがないようです。
もちろん、薬をやめても、それまでと同じような生活をしているというのでは困ります。ふりかえってみれば、働きすぎ、精神的な強いストレス、飲みすぎ·食べすぎなど、病気にいたるさまざまな原因が見つかるはずです。まずはそうした生活を変えることが必要であり、それこそが病気を治すことになるのです。問題の根本は、そのようになるまでの生き方なのです。ほんとうに病気と戦うつもりなら、いまからでも生き方を変えなければいけません。
細胞によって毎日少しずつつくられてもいるそして

病気に早く気づくためのポイント

どんな薬よりも、バランスのとれたおいしい食事をとる、規則的な生活を心がける、からだを動かすといったことが健康には大切だと自覚をもってほしいのです。
なぜ処方される薬がどんどんふえるのかたとえば狭心症は、心臓の筋肉である心筋に酸素を供給している冠動脈の収縮による一過性の虚血のために胸痛·胸部圧迫感などの症状を引き起こすものです。そこで医者は血管を広げる薬を処方します。しかも狭心症があると、ほかの病気も併発するので、そちらの病気を抑える薬も出すことになります。このようにして一つの病気になると、基本的に1種類の薬は一つの症状に対応するだけですから、がふえていき、しまいには10種類近くになったりするのです。
次々と薬私が相談を受けたある人は、狭心症、腎炎、高血圧、胃潰瘍、そして腎臓がんまで患っていました。
そのために、それぞれに対処する薬と、眠れないというので睡眠薬と抗不安剤、さらには、いろいろな薬を飲んで胃が荒れるので胃薬まで飲んでいました。狭心症だけなら二、三種類ですむのですが、結局その人の場合には一五種類ぐらいの薬を飲んでいたことになります。もともと狭心症になったのは、無理をして心臓に負担がかかったためです。それでも延々ときつい仕事を続ければ腎臓にも負担がかかり、腎炎(腎臓は血液を濾過して尿をつくる器官ですが、このはたらきが阻害されて、むくみや尿の異常、高血圧などの症状が出ます)になったりします。すると高血圧をともないます。この人の場合には、さらに胃潰瘍、腎臓がんにもなってしまったわけです。ろかこれは、薬に頼ったばかりに起きる1連の流れなのです。症状を抑えることだけにとらわれるから、「この症状が出たからこの薬、この病気が出たらあの薬」と、薬の種類がどんどんふえていきます。
生活習慣病などの疾患に陥りやすい

健康寿命を終えてしまいます。

すると薬を処理するために肝臓や腎臓に負担がかかるので、どんどん体調が悪くなります健康な人でも一五種類も薬を飲んでいたら、それだけでからだは参ってしまいます。
慢性病は病院では決して治せないすべての薬をやめたほうがいい、病院もできるだけ行かないほうがいいといわれても、みなさんそれで大丈夫なのかな?と心配になると思います。どこか調子が悪くなれば、どうしたってやはり病院に行きたくなることでしょう。
そして、どうせ診てもらうならば、できるだけ設備の整った大病院に、ということになりがちです。大学病院などのように、その地域の権威の象徴である医療機関を選びたくなりますね。そういう人は「自分にはあの病院がふさわしい」と勝手に選んでいるわけで、権威志向の強い人です。しかし、実際に大学病院のように大病院に行けばおわかりになるでしょうが、いまは患者さんと対面して、話をよく聞いて診察してくれる医者はごくまれです。ほとんどが、患者の顔を見ずにながら話をする医者ばかりです。そして、マニュアルに従って薬を処方するだけです。
ソコンのデータを見外科なら手術、整形外科なら手術やリハビリなどと治療の広がりはありますが、内科の治療にいたってはほとんどが薬を使うだけです。医者にはそれほど選択肢がないのです。患者さんのほうが利口になって、自分の身の危険に敏感になる必要があるのです。自分のからだのことをすべて医者まかせ、薬まかせにしがちなのところが大病院志向の人は、です。権威に弱く、病院に行けばどうしても薬は出されますから、本来は病院に行かないのがいちばんいいのです。しかし、それでは不安があるでしょうから、行っても診察だけしてもらい、薬を出されたら、「薬が合わないのでちょっと減らしてください」とかちょっと休みますと、自分でやめるようにする覚悟が大切です。
DNA変異説

検査·診断ㄨ線

いまは検査機器の進歩が著しいので、医者にその機器をきちんと読み取る技術さえあれば、現在、自分のからだがどのような状態なのか、どんな病気なのかという診断はかなり正確にわかります。ですから、病院に行くのは検査をしてもらって、自分のからだの状態を知るためと割り切るべきです。そこで薬を処方してもらって、それを飲めば治ると思うのは間違いなのです。私は、基本的に病院に行くのは、ケガをしたときの応急手当てをしてもらう場合や、急性感染症の救急処置だけでいいと考えています。応急手当てならマニュアルどおりでいいのですから、病院で対応できるのです。
しかし、慢性病については、いまの医療ではどうにもならないのが現実です。薬で慢性病を治そうとすること自体がどだい無理な話だと理解してください。
日常的に使う薬も要注意これまでお話ししてきたように、薬はできるかぎり使わないですめば、それがいちばんいいわけです。
しかし、私たちは日常的に薬を使う生活に慣れてしまっています。風邪薬や鎮痛剤などは薬局で買って気軽に使っているでしょう。
しかし日常的な薬として、まず使ってはいけないのは消炎鎮痛剤解熱鎮痛剤·抗炎症剤です。消炎鎮痛剤がよくないのは、血管を閉じて血流を止める作用があるからです。痛みは血管拡張物質によって生じますが鎮痛剤は血流を止めることで血管を閉ざすように作用するので、その場の痛みはたしかに止まります。しかし血流が止まるとリンパ球や組織を再生させるための物質も回りにくくなり、患部が治癒されません。消炎鎮痛剤で一時的に痛みが収まっても患部は治っていないので、薬の効果が切れればまた痛みが出るのです。

病気にもなる

検査を受けましょう。

生活習慣病予備軍だとか。食道がんの通過障害や脳腫瘍の麻痺を取り除くために、わずかな抗がん剤が悪いのは、すでにお話ししたとおりですが、たとえば、急性リンパ性白血病(白血病細胞がリンパ球に由来するもの)のように、そのがん自体が抗がん剤に感受性が強く、それによって治癒にもっていけることがはっきりしているケースであれば、効果も高いと考えられるので、体力の許す範囲で使ってもかまいままた、放射線と同じように、抗がん剤も通過障害を取り除くためだけに使うのなら、せん。たとえば食道がんで、腫瘍の圧迫によってものが食べられないようなときには、がんが縮小して圧迫が和らぎ、食べ物が通過できるようになる効果があります。それほど悪くはありま抗がん剤を使うことでいずれにしろ問題は、いまの医療では放射線や抗がん剤でがんを徹底的に叩こうとするので、がん細胞よりもむしろ正常な細胞に悪影響をおよぼし、からだを弱らせ、免疫力を急速に低下させてしまうことなのです。早期がんの人はもちろん、進行がんの人でも、まだふつうに暮らせる人であれば、進行具合によって要する時間は違ってきますが、免疫力を高めることでがんは必ず治ります。そのためには日々、免疫力を高める生活を根気よく続ける必要があります。
免疫力を高めるためには、自分で食べられる「歩くことができる散歩できる入浴できるが基本です。また、気持ちのあり方次第で免疫力は大きく変わります。がんは必ず治る、自分がやっていることは必ず効果が出ると信じて、前向きな気持ちで頑張れば、がんは克服できるのです。
健康診断は受けない手術はからだに負担をかけます。どんな手術でもできればしないほうがいいといえます。
るほど、細胞組織が破壊され、それが大きなストレスになり、免疫力はがくんと落ちます。たいていの人は、大手術になればなまた、薬もすべてやめたほうがいいのです。
しかし、そういわれても、なかなかそこまでの決心はつかないでしょう。

細胞です。
ストレスといえます。神経優位がアウェイ副交感

薬事審議会がようやく

心筋梗塞や脳血管障害が起きます。

ですから、よほど調子が悪くないかぎり、病院にはできるだけ行かないほうがいいのです。もし病気が見つかったとしても、結局、やらなくてはいけないことは生活を変えることなのですから。仕事を減らす、夜ふかしをやめる、食事に注意する、風呂に入ってよくからだを温める、気持ちを切り替えてストレスをためないようにする……まず心がけるべきは、これらなのです。日ごろから、からだにいい生活を送ることが大切なわけです。健康診断を受けて、初期のがんが見つかったら、かえって心理的なプレッシャーを受けるだけです。そんなプレッシャーなどなくても、日ごろからからだの声を聞いて免疫力を高める生活を送っていれば、初期のがんができたとしても知らないうちに治ってしまいます。ベストセラーになった『病気にならない生き方』サンマーク出版の新谷弘実先生、『体を温めると病気は必ず治る』三笠書房の石原結實先生と私の三人の共通点は、健康診断を受けないということです。私が健康診断をしなくなったのは、じつはこの十年です。それ以前、免疫学の理論にたどりつく前には、毎年のように健康診断を受けていました。当時は、血圧は高いし血糖値も高く、検査結果は「お医者さんにご相談ください」という要注意でした。
実際、独自の免疫理論にたどりつくまでは、すでにお話ししたように、かなり無理して働きすぎていたのです。
しかし、この理論を発表するようになってからは無理をやめて、ついでに健康診断もがん検診もやめました。
がんが見つかったらという恐怖はだれにでもあるでしょう。待っているのは、手術、放射線、抗がん剤という怖い治療です。「手術しなければ手遅れになりますよ」といわれれば、「やはり手術したほうがいいのかな」
と思うのも無理はありません。いざ病気を抱えて、医者にいろいろと忠告されれば、気持ちが弱ります。恐怖ばかりが先行して、どうしても医者まかせになりがちでしょう。そうなると、人間としての尊厳を維持するのはほとんど不可能になってしまいます。
検診で膵臓がんが見つかった三十代後半の人がいました。
んで入院して手術を受けました。

病気にかかる人の数は年々増えつづけ

です。
すぐに手術をしたほうがいいといわれ、仕事を休しかし膵臓は奥深くにあり、大手術の末、結局、病巣を取り切れなかったのさらにリンパ節転移があり、散っている可能性があるということで放射線治療を受けました。
その結果、ところが1カ月でリンパ節の腫れが見つかり、今度は抗がん剤投与が行なわれました。
見されてから、たった五カ月で亡くなってしまったのです。
がんが発もし、その人が検診などしていなかったらどうだったでしょうか。
たった五カ月で死ぬようなことは、あえなかったと思います。
大手術、放射線、抗がん剤という濃厚な三大治療が寿命を縮めることになったのです。膵臓がんや食道がんなどは手術そのものがたいへんですから、それだけで大きなストレスになり、手術が終わると、すっかり別人のようにやつれてしまいます。しかも、そこでがん細胞が取り切れないとか、転移がぁるとなると、さらに放射線や抗がん剤で叩くので、この例のように生きる力自体が失われることになってしまうのです。

たとえ末期がんであっても、生きる力が十分にあれば回復することも可能なのです。少なくとも、この人のような若いケースでは、がんとは知らないほうがかえって長く生きられたでしょう。がんを告知されれば、恐怖に怯えて、やはり先生のいうとおり治療をしなければと思うのがふつうです。
私でさえも、検診を受けて、早期であってもがんが見つかれば、やはり怯えてしまいます。それよりも、からだにいいことを毎日やっているから健康なはずだと思って生活していたほうが、ストレスがなくていいのです。高齢者の方も、いいのです。あまり医者をアテにせずに、自分のからだは自分で守るという意識をもって生活したほうが病気になるとマクロファージの割合がふえるこの章の最後で、私の最近の研究成果である、病気と白血球のマクロファージの関係についてふれておきましょう病気になったときには、ムによってです。

心筋梗塞になりやすい体質に変えてしまっていないかどうか。

薬品等安全性情報を出

マクロファージの割合がふえていると考えられます。
それは、次のようなメカニズ人間のからだをつくっている細胞のほとんどは、マクロファージが遺伝子情報のなかの一部を使って特殊化されてできたものです。たとえば、ケラチンをつくるたんぱく質をはたらかせる遺伝子だけにスイッチが入ったのが皮膚の細胞です。そういう特殊化は進化の過程でゆとりがあってはじめて可能となりました。ところがストレスがかかったときには、その特殊化がうまくいかず細胞はマクロファージにもどろうとするのです。
ですから、重力に対応するために疲れたり、物理的な衝撃を受けたときなどは、細胞の特殊化が失敗します。
すると皮膚が乾燥してきたり、張りがなくなったりします。皮膚に特殊化された細胞が、皮膚らしさを十分に出せなくなったために起こる現象です。
腸が消化吸収機能を果たせずに、しょっちゅう下痢をするのも、腸の細胞がそのはたらきに特殊化できないことが原因です。抗がん剤を使えば食べられなくなり、無理やり食べても下痢をしてしまうのですが、それは、腸の細胞が本来のはたらきを失ってしまうからです。
このように、病気になったり、強いストレスを受けたりすると、皮膚でも腸でも、どの細胞であっても特殊化に失敗し、結果的に、マクロファージの割合がふえているわけですが、いまの医学からはそのような考え方は導き出されていません。
病気の危険性を引き上げるのがAGEだ

ストレスをため込ん

生物は細胞が特殊化することで進化したのですから、ストレスでその特殊化したからだを維持できなくなったととらえると、病気のメカニズムがよくわかるはずです。
つまり病気を治すとは、ストレスを取り除いて、ふたたび細胞独自の機能を回復することなのです。
こからも、ストレスになるような薬や治療はかえってからだを痛めつけるだけなのは明らかなのです。

生きる力

をつける生活習慣ラクをしているとボケがくる中高年の人にとって、がんとともにいちばん関心があるのがボケの問題ではないでしょうかからだが健康であっても、ボケてしまってはどうしようもありません。実際、身近にボケてしまった人がいると、事は深刻です。
介護のたいへんさを体験された方なら、自分は周囲に迷惑をかけたくないと強く思うことでしょう。
免疫力という視点から見ると、ボケは好奇心を失ったり、からだの無理がたたって生じるがんのような病気とは逆に、のため、たいていリンパ球が通常より多いのです。

からだを動かさないために起こるわけですから過度なリラックス状態が原因と考えられます。そお年寄りが好奇心を失い、家でじっとしているばかりで外に出なくなると、ボケの危険が高まります。現役時代は地位が高く、なんでもかんでも周りの人たちに支えられていたような人が、リタイアしてからも周囲に面倒をみてもらい、自分では何もしない生活を送っていると、きわめてボケやすいのです。たとえば、お役人さんなどは危険です。役所という狭い社会でしか通用しない独特のシステムでえらくなったために、いざ実生活になると、ひとりで生きる力がないのです。
ここで私がいうひとりで生きる力とは、身近なことを自分でやれる力です。奥さんが外出してしまったら、自分では料理もつくれない、洗濯もできないということでは、ひとりで暮らせません。まずは身の回りのことができるというのが、生きる力の基本です。
家ではなんでも奥さんまかせ、会社では部下に命令してこき使っているだけでは、生きる力はどんどん弱くなってしまいます。私は以前から、妻が外出したときには、料理も自分でつくり、洗濯も自分でやり、Yシャツなど自分でアイロンをかけます。
医療関係者が勃起不全に対する効果に気がつき

動脈硬化のリスクが高くなることも知られています。

最近、出張で外泊するときには、三回に一回はあえてカプセルホテルを選ぶようにしています。高級ホテルに泊まれば、いたれりつくせりですが、カプセルホテルに夜遅くチェックインすると、二階のベッドしか空ていないので、イヤでもそこに上らなくてはなりません。放つておくとラクな生活へと流れてしまうので、あえてそうしているのです。
奥さんが実家に帰ったり旅行で留守にした折などを見つけては、定年前から、自分ひとりで食事、洗濯、掃除などの身近な家事ができるように訓練しておくことです。ひとりで何もできないようでは、生活が困るばかりか、いずれボケることになりかねません百歳まで元気で生きることを目標にする年をとると、つい年だからと高齢であることに甘えてしまうようになります。昔であれば五十五歳で定年を迎え、六十歳にもなるとかなり老け込んでしまう人が多くいました。しかしいまでは、六十歳で定年になってもまだまだいけると、六十五歳くらいまで嘱託などで働ける環境がふつうになっています。実際、外見もからだも昔の同年代より若々しく、七十歳といっても昔の五十歳くらいの元気ぶりです。しょくたくそんな社会の高齢化が進み、元気なお年寄りがいっぱいになると、逆に昔のように高齢者が尊敬されない時代になりました。すると寿命は延びたにもかかわらず、自分の存在が若い人たちの迷惑になっているような錯覚に陥り、身近にボケのお年寄りを見たりすると、長生きすることがあまりうものです。
高齢者がふえればふえるほど、どうも彼らが幸せに生きるのが難しい時代になってきましたこととは思えなくなってしまもっともっと元気で長生きすることを堂々と目標として掲げていいと私は思います。八十歳で人生はおしまいなどと考える必要はありません。最低百歳まで元気で長生きすることを目標にするくらいの気持ちをもてばいいのです。最近では、百二十歳まで生きる会といった長生きを目標にする会が、う会に参加する人たちは、生きる力にあふれています。
あちこちにできています。
そうい団塊の世代が定年を迎えるということで、数年前からニュースなどで大きく報道されています。私は一九四七年生まれ、ちょうど六十歳を迎えた、まさに団塊の世代の筆頭格です。この世代は一般に好奇心が強くイタリティ旺盛な人が多いので、かなり長生きするのではないかと思っています。

細胞です。

DNA変異説

治療しましょうと提案ですから、免疫の研究を突き詰めていくと、どうしても生き方そのものに結びつきます。白血球がいい状態ではたらくためには、玄米菜食にするなど食事のあり方や、活発に動くなど運動も大事ですが、さらに究極的には、その人の心の状態が問題になってきます。
白血球をふやす思考法白血球の数を極端に落としてしまう抗がん剤治療や放射線治療は、からだだけでなく心にも影響をおよぼしますc型ウイルス性肝炎の治療などで使うインターフェロンウイルス干渉因子も白血球を痛めつけてその数を激減させるので、体調不良になり、気持ちも弱ってきます。ですから私は、そのような治療は極力やめたほうがいいと主張するのです。インターフェロンとは、ウイルス増殖の阻止や細胞増殖の抑制、免疫系および炎症の調節などのはたらきをするもので、サイトカインの一種です。サイトカインは免疫の反応などによって細胞から体液中に分泌されるたんぱく質で、多くの種類があります。分泌されたサイトカインは、その標的となる細胞にさまざまな生理的効果をおよぼします。
インターフェロンは、ウイルス干渉Interference因子という意味で名づけられたもので、現在、医薬品として数種のインターフェロンα、β、γが承認されています。C型肝炎だけでなく、がんに対しても抗がん剤や放射線と併用されています。しかし、このインターフェロン治療をすると、抗がん剤と同様に白血球が痛めつけられて、どんどん量が減って元気がなくなっていきます。うつ状態にもなるのです。
絶望してさらに白血このような治療を受けたうえに、がんを告知されて余命数カ月などと申し渡されれば、球数が下がり、体力が落ちてしまうことにもなりかねませんところが、余命数カ月と医者にいわれても、を治そうと希望をもつことができたからです。
自分でがんその後何年も生き延びる人たちもいます。それは、気持ち次第で、白血球がふえることがあるのです。
もちろん生きていれば、のは怒ることです。落ち込んだり、怒ったりすることもあるでしょう。
免疫力にとって、もっとも悪いすいづゆくひろ水津征洋さんという人がいます。全身に転移した肺がんを、自分の力だけで完治させたという人です。彼は生命保険会社の営業所で働いていました。彼ががんになったのは五十歳になったときで、きっかけは、支店長が交代したことだといいます。前の支店長のもとで一生懸命頑張って売り上げをあげてきたつもりが、新しい支店長から「きみは前の支店長のもとで、そんなに頑張らなかったんだね」といわれたのです。

薬は出されます
薬物療法や手術療法と異なるやり方で筋腫を小さくする病気についても理解があ

医学生のときに教え

医師を訪ね

評価されていたと思っていただけに、ショックは大きかったでしょう。そして「あんなに頑張ったのに、なこんちくしょう」という思いがどんどん募っていき、「こんちくしょう、こんちくしょう」という怒りを抱えるようになったのです。その半年後、彼は肺がんになり、さらに全身に転移してしまいました。怒りの感情をもちつづけると、も交感神経が緊張しています。相手にぶつけずに怒りをためこむのは、これほどからだに悪いのです。
いつところが、がんになってからの気持ちの変化が水津さんのすごいところです。こんちくしょうという思いががんをつくったと悟った彼は、今度は逆に、がんが治っていないうちから「みなさまのおかげでがんが治りました」と、治ったときをイメージして、いつも感謝の言葉を心のなかで唱えたり、口に出したりしつづけたのです。
すると、全身に転移したがんがすべて消えたというのです。水津さんは会社を辞めると、からだにいい酵素パンをつくるパン屋「すいちゃんちの酵素パン」を始めました。その体験を本にした『癌よ、ありがとう』風雲舎という本を私のもとに送ってくれたのです。このように、死を宣告されたがん患者さんが奇跡的に治ったといった話がありますが、と心の関係を考えれば、まったく不思議なことでもありません。
免疫力である白血球結局、腹を立てて怒るということは、自分で自分を痛めつけるようなものなのです。この水津さんの例ではありませんが、上司にいつも不平不満を抱いている人、つねに部下に腹を立てて怒ってばかりいるような人は結局は自分にとって損なのです。

ストレスが強く

怒りっぽい人は、健康を維持するのは難しいでしょう。心のあり方はとても大事なのです。
いま病気で苦しんでいる人たちが、私の本を読んで希望をもってくれれば、りえます。それが、私が本を書く大きな動機にもなっています。
それがいい方向に行くこともあえらそうな人は病気になりやすい権威的な生き方も病気に結びつきやすいものです。最近こそすこしはマシになりましたが、役所の窓口などで応対するお役人さんは、たいへん権威的で感じが悪い印象をもちます。まだまだ行政がサービス産業だということがわかっていない人たちが多いようです。しゃくしじょうどうも長いこと役人をしていると、独特のプライドの高さと杓子定規な几帳面さが自然に身についてしまうのでしょうか。現役時代はそれで押し通すことができるかもしれませんが、そのような態度では、無事に一生を過ごすのは難しいのではないかと他人事ながら思います。
定年後も二十年近く生きる時代です。現役時代と同様な態度では、周囲の人たちはもちろんのこと、家族からさえも相手にされなくなってしまうでしょう。
彼らはすっかり頭が固くなってしまって、環境が変わっても臨機応変な対応ができなくなっているのかもしれません。じつはボケやすいタイプは、そのように頭が固い人なのです。
また、ビジネスマンでも大企業の部長クラス以上になると、前立腺肥大や前立腺がんなどの病気になる人が多いものです。なんでも部下にいいつけて、みずから動くことが少なくなり、腿から腹にかけて肉がついて血流が悪くなるからです。フットワークがよく、自分でお茶もいれコピーもとるといったように、していれば血行もいいので、病気にはかかりにくいのです。からだを動かそして、すでに述べたように、権威をかさにかけて部下を怒鳴り散らす人は、病気になりやすいのです。
検査を受けましょう。

薬物療法と同時

怒ると交感神経が緊張して、そのたびに血圧が上がり、心臓に負担がかかります。もちろん、人望もないでしょう。組織にいるうちはいいでしょうが、一歩組織を離れたとたんに、だれからも相手にされなくなってしまいます。えらそうにふるまう人は病気にもなりやすいし、生きづらくもなります。
自業自得なのです。からだを動かさないといけない理由同じように健康であっても、外見がのんびりした人と、仕事も私生活でもバリバリとこなしているような精力的な人とでは、白血球の数が違っているのはお話ししたとおりです。
エネルギッシュな人は、その人の見かけと同じように白血球の数が多く、体温も高くて白血球の活力が上がっています。白血球が八000s九000あるとしたら、たとえリンパ球が三〇パーセントであっても実数も多く、二四00S二七00あるわけです。なかには、白血球が1万という人もいるほどです。すると、リンパ球が三○パーセントとして三000、二0パーセントに落ちても二000あることになります。私の場合、白血球数が五000でリンパ球の割合が三六·八パーセントの一八四0ですから、そういう人のリンパ球数のほうが、私より多いくらいです。
ですから、白血球の数が多くなっているとき、もちろん割合として多くなるのは顆粒球ですが、リンパ球の数も多くなっているのです。このようにエネルギッシュな人ほど白血球の数が多くなるのは、活動していれば、む危険性も高くなるので、全体的に免疫力を上げる必要があるからです。いろいろな異物を抱え込一般にエネルギッシュな人はよく食べたり飲んだりしてストレスを解消しています。しかし、よく食べるのにあまり動かない人もいます。たとえば、ひきこもって運動せず、ゲームばかりして間食しているような人ですが、そういう人には活力がありません。
白血球の数から見れば、ある程度太っていて動きまわる活動的な人がいちばん多く、そのような人は筋力もあります。やせていても忙しく動いていれば、白血球の数は多いでしょう。しかし、動かない人は白血球が少なくなります。ただし、自分のからだを維持するだけの白血球は必要ですから、太っている人のほうが、まだ動かないでやせている人よりは多いのです。そして、運動せずに太っている人のほうがリンパ球の割合が高く、やせている人は顆粒球の割合が高いのです。さらには、リンパ球が多いと貧血気味になります。一般には、太っていると貧血にはなりにくいと思われがちですが、動かない人は活動性が低いので酸素を運ぶ必要性が少なくなり、ケガもしにくいので赤血球や血小板が減少します。
うつ病と誤診されると特に危険

遺伝子などが発見されて

貧血が強いと、鉄分の薬を処方されたり輸血されたり、場合によっては、脾臓の摘出手術がなされることもあります。赤血球や血小板は脾臓で寿命が尽き壊されるので、破壊が進まないようにするわけです。しかし貧血傾向が強くなるのは、活動が少ない生き方が問題なのです。ですから、そんな手術をせずとも活動的になれば治るのです。ある程度は活動的でないと、白血球の数も多くならないし、のが、ここからもおわかりになるはずです。
免疫力も高まらないのです。
動くことが大切な病気は生き方の偏りを知らせてくれている健康なうちは、日々の生活だけで精一杯で、健康とは何か、あるいは、どうして病気になるのかなどと考えることはないでしょう。
しかし、からだの仕組み、病気の成り立ちといったことを一度は考えてみてほしいのです。病気になる仕組み、治るステップがわかれば、病気になったときに立ちなおるのも早いはずです。それが、からだの声を聞く力となります。
野生動物は、人間のように医学の知識などがなくても、病気になれば本能と感性だけで自然に対処しています。からだの声を素直に聞いてカンをはたらかせているからです。
人間も本来、よりよく生きるべき道をはずさない感覚が必要なのではないでしょうか。
ところが現代人はみずからがつくり出した仕組みを過信するようになって、人類が長いあいだ生きてきた世界とは別の世界で暮らすようになりました。
その結果、からだに負担がかかるようになったともいえるでしょう。

心筋梗塞になりやすい体質に変えてしまっていないかどうか。

病気になる根本原因を探しつづけましたさまざまな論文を読み

しかも、何かの異常が出たり、病気になると、病気は悪者ととらえて、すぐに症状を抑えようとします。
そして、薬でなんとかなると思い込んでしまいます。たとえば、抗ヒスタミン剤は血管を収縮させるので、一時的には頭痛やかゆみがとれて腫れも引きます。しかし、からだは必要に迫られて血管を広げているのですから、それを抑える薬の効き目がなくなったら、ふたたび症状が起こるわけです。それをさらに薬でごまかしていれば、いつまで経っても治らないどころか、どんどん症状はひどくなります。根本的に治すためには、けないのです。からだを温めるなどして、いったんは痛みや腫れをもっと進めるようにしないとい風邪をひいたとたんに医者に診てもらって、薬を飲んで治そうとすると、結局は風邪を長引かせてしまうことがあるのも、対症療法がリンパ球のはたらきをかえって妨げてしまうからです。熱を無理やり下げたり、ウイルスを叩いてしまうと、せっかくの免疫力を上げるチャンスをみすみす失うことになるのです。抗ウイルス剤などを使うと免疫力を刺激する機会がなくなりますから、さらに感染を引き起こして、次の病気、また次の病気という悪い流れに陥りかねません。

現代人はからだの声を素直に聞けなくなっているので、薬で無理やり病気を抑え込もうとするのです。風邪をひいたら、多少は熱が出ても解熱剤を使わずに、からだを温めてリンパ球がしっかりはたらくように安静にしていれば、だいたい二三日で熱が引いてスッキリと治るのです。そして何より、風邪をひくのは不規則で無理な生活をして免疫力が低下していることを、からだが教えてくれているのです。
病気は、その人の生き方の偏りを警告してくれています。まずは生き方を見なおすこと。そして血流をよくして免疫力を活性化すれば、その症状は自然と収まり、病気が治り、再発を防ぐことができるのです。

医者や薬に頼らない生き方

高齢者が飲んでもいい薬は一つもない高齢社会になって、医療費がどんどんふえています。

薬や精神安定剤を飲む

医療関係者が勃起不全に対する効果に気がつき

薬害であり医原病
顔色が悪い、下痢や便秘が続く、疲れがとれないなど、自分でも体調の悪さはわかるはずです。そんな状態が続いているときには、注意をしなければいけません。人より早めに帰る、土日はきちんと休むなどすればいいのですが、まじめな人ほど、周りの人に合わせて無理を重ねがちになります。本人が疲れやストレスを感じていないつもりでも、どこか体調に異変があるということは、からだが悲鳴をEげているのです。まずは、自分のからだの声を素直に聞く敏感さが必要なのではないでしょうか薬で風邪を抑えるのは本末転倒日ごろ風邪をひきやすいかどうか、の状態がわかります。あるいは風邪をひいてもすぐに治るか長引くかなどで、その人の免疫力周りで風邪がはやっていても、なぜか、かからない人がいます。
そういう人は免疫力が高いのです。この数年、周囲の人が風邪をひいても、私だけはかかりません。免疫理論を提唱してからは、からだの声を聞いて免疫力を高い状態に保っているからです。
風邪をひかないのは、マクロファージが活性化しているからです。リンパ球で風邪のウイルスを処理しなくてはならない段階に達する前に、マクロファージのレベルでウイルスを処理しているのです。白血球はからだの健康度を示す指標なのですが、さらにいえば、白血球の約五パーセント程度を占めているマクロファージが、からだの元気さを代表しているといえます。個体全体が元気ということは、マクロファージが活性化している状態にあるのです。すると、風邪のウイルスがからだに入っても、リンパ球を使わないレベルでシャットアウトできるのです。
マクロファージはからだが頑張る力を反映している、からだの基本なのです。

免疫力が高まる。

よく仕事で忙しく頑張っている人のほうが風邪をひかないといわれますが、そのときは、その人の白血球のマクロファージが活性化していることを示しています。しかし、その頑張りがすぎると問題が起こります。頑張っている人の場合は、日ごろ、交感神経が緊張して白血球数が多くなっています。その場合、白血球のなかの顆粒球のほうが多くなるわけです。それがバランスの範囲内にあるうちはいいのですが、無理を続けると顆粒球が多くなりすぎて、活性酸素がからだの組織を傷つけることになります。風邪はひかないかもしれませんが、ある日いきなりがんになるというように、大病になる危険性もあるのです。
ですから、日ごろ風邪をひかないといっても、いつも無理して緊張が続いているような場合は要注意です。私の場合には、無理をしないように注意しています。その点では、白血球数もバランスがいいのです。同じように風邪をひかないといっても、からだに余裕があって風邪をひかない人と、限界まで使い果たして風邪をひかない人がいるのです。

その違いは、やはり顔色などを見ればわかります。風邪をひきやすく、すぐに高熱を出しやすいのは、もともと副交感神経に偏りすぎて、日ごろから低体温の人です。顆粒球が減少気味で白血球総数が少なく、見かけはリンパ球の比率が高くなっています。発熱することで風邪のウイルスと戦う力を出すわけですが、リンパ球の比率が高くなると、過剰反応を起こしてすぐに高熱を出してしまいます。
子どもが風邪をひくと高熱を出しやすいのは、リンパ球の割合が高いからです。
を出しにくくなります。それはリンパ球の割合が低くなるからです。しかし、大人になると高熱高熱が出たとき、慌てて病院で解熱剤を処方してもらって使うのは、かえって風邪を長引かせることになります。

 

健康に送ることができている

耐えられるうちは解熱剤は使わないほうがいいのです。どうしてもつらいようなら、一時的に使うのは仕方ありませんが、四〇度近くまでは使わないほうがいいのです。からだはせっかく体温を上げてリンパ球が活躍しやすいように免疫力を高めているのに、熱を下げることで、その力を弱めてしまうからです。多少の熱が出ても、三日も我慢して寝ていれば、だいたい治癒に向かいます。
本来、風邪に効く薬はありません。熱が上がって苦しいからと解熱剤を飲み、咳や鼻水などの症状を抑えるために薬に頼るのです。そんなふうに一時的に症状を抑えても、無理して仕事に出ていると風邪は長引くだけです。薬を飲むことで、自分の免疫力を低下させてしまっています。ですから、薬で風邪を抑えようとするのは本末転倒です。風邪をひいたら、仕事を休んで、ゆっくりと寝ていれば早く回復するのです。二十代で無気力な人は白血球の総数が少ない二十代は当然、免疫力も高いので、で免疫力も低い若者がふえています。大きな病気にかかることはあまりありません。

ところが、最近は無気力二十代で病気になるのは、子どものころから、ほとんどからだを動かしていないケースが多いのです。最近は小さいときから勉強、勉強で学校と塾の往復となり、遊びといえば家に閉じこもってゲーム三昧の子どもが少なくありません。そんなふうに、まったく運動せずにからだを鍛えることなく大人になってしまった人は筋肉が少なくてすぐに疲れるので、歩いたりからだを動かすことを嫌います。それでは気力も湧かないし、気白血球でわかる健康度マクロファージ割合が高くても実数は減っている!
迫も出ません。
そういう人は、体力がないだけでなく、ストレスにも弱く、ちょっとしたことで破綻をきたします。ニートといわれる人たちも、からだを鍛えない子ども時代を送った人たちに多いのです。ですから体力も気力もなくなかなか社会の荒波に立ち向かっていけません。

ストレスがなくならない
人間はからだを動かすことで機能を維持するようにできています。運動しなければ、からだの機能を高めることはできないのです。からだを動かさないと免疫力も当然低下します。免疫力が低下すると気力も湧きませんさすがに二十代のうちは病気になるほどではなくても、いる証拠です。
無気力状態であるということは、免疫力が下がって免疫力の状態は白血球を見ればわかります。すでにお話ししたように、私たちのからだはそれぞれの細胞が特殊化してできています。そのなかで唯一、特殊化していないのが白血球ですから、白血球の状態が個体全体の状態を反映しているのです。その状態が悪ければ、特殊化した細胞にもいろいろな障害が出てくる、すなわ病気にもなるというわけです。
白血球の数は、その人の代謝力と正比例しています。ですから、活発な人は白血球の総数が多く、覇気がな無気力な人は、白血球の総数が少ないのです。それを決定づけるのが、白血球のなかでも割合の多い顆粒球であることは、もうおわかりでしょう。顆粒球が少なくなって白血球の総数が減ってくると、リンパ球は見かけ上は比率として高くなります。ですから、無気力状態ではリンパ球の比率が高くなるのです。

たとえば健康な状態で白血球の総数が六000程度だとしたら、顆粒球、リンパ球、マクロファージの割合は約六0パーセント、三五パーセント、五パーセントといった具合です。そのときリンパ球の数は11100です。ちなみに顆粒球は三六00、マクロファージは三00です。
ところが、無気力状態になると白血球の総数は三000程度まで下がってしまいます。するとリンパ球の割合は四五パーセントまで上がりますが、その数は一三五〇。顆粒球は五0パーセントの一五00、マクロファージは一五0となります。

 

症状が改善

白血球の数は喜怒哀楽も映し出す。いま述べたように白血球はからだの健康度を反映しているのですが、それだけではありません。白血球は私たちの喜怒哀楽とも関係しているのです。白血球の数を測るまでもなく、その人が元気でハツラツと生きていれば、白血球の数はある程度多いと予測できます。
落ち込んでいる状態であれば、白血球の数も明らかに少なくなっています。絶望するほどうつ状態になったときには、白血球の数はガクンと落ちて五000から二000台にまで下がったりします。当然、免疫力も落ちるわけです。拒食症の場合も、白血球数が11000台まで落ちてしまいます。食べないのは生命活動を停止したも同然でからだを維持する必要がなくなるので、白血球も必要ないと判断されるわけです。そして、拒食症になって体重がどんどん減っている最中は肌の色が黒くなります。やせていく過程では飢餓感が強くなるため交感神経が緊張し、顆粒球の割合が高くなって活性酸素焼けするからです。
ところが最大に減ってガリガリになった状態で安定してしまうと、顆粒球が減って、相対的にはリンパ球の割合が高く副交感神経優位な状態になるので、肌の色は白くなります。ただし、白血球全体の数は非常に少なくなっていまきがかんからだの細胞は、それぞれが骨や筋肉などの器官に特殊化されることによって、私たちの気持ちからは遠ざかってしまいました。実際、喜怒哀楽が直接に骨に影響をおよぼすことはありません。筋肉にしても、そのものが私たちの感情を反映するわけではなく、その収縮や弛緩のレベルを通してでしか喜怒哀楽を表わすことができません。
しかんそのなかで皮膚は、時間は少々かかりますが、私たちの感情の状態を反映します。皮膚の細胞はケラチンをつくるわけですが、たとえば幸せな人の皮膚は色艶がよくなり、逆に疲れが続いていたり悩んだり悲しみにくれている人は、艶がなくなります。そして何度か述べているように、白血球は単細胞生物時代からの生き残りで、ほかの細胞のように特殊化していないので、私たちの喜怒哀楽や代謝などのすべてに連動しているのです。私の行き着いた免疫学の特徴はここです。個体そのものの原点が残っているのが白血球なのです。白血球の数はその人のからだの健康度だけでなく、心の健康度をも映し出す鏡なのです。白血球の数とその人が心身ともに元気であるかどうかは、白血病のような白血球の病気のときを除いて相関関係があるのです。

症状がひどくなったりすることがあるかもしれません。

心筋梗塞になりやすい体質に変えてしまっていないかどうか。つまり、白血球の総数が半分になったときには、三000減ったうちの1100が顆粒球なのですが、リンパ球も七五〇減っている計算になります。マクロファージも一五〇減っています。実際はすべて減っているのですが、見かけ上はリンパ球の割合が高くなることになるのです。
ですから、リンパ球の割合が高いといっても、決していい状態ではないのです。白血球全体が減っていればからだ全体が元気のない状態であり、副交感神経が優位とはいえ、リラックスというよりは、気迫のない無気力な状態になっています。
そして、そういう人が低体温で風邪をひきやすくなります。風邪をひくとリンパ球の比率が高いので高熱を出します。体温が低く、そのままではリンパ球が力を発揮しにくいため、高熱を出すことによって風邪と戦う力を引き出そうとするからです。

合は割数白顆合适白それに対して、バリバリと仕事をこなす活動的な人の場合、白血球数が八000s九000の極限にまで達することがあります。こういう人はマクロファージも多くなるので、状態が続くと、顆粒球が多いために活性酸素で組織を傷つけやすく、る危険も出てきます。
風邪もひきにくいのです。
ただし、このいきなりがんなど大きな病気に見舞われバランスのとれた健康な人の白血球数は、ほぼ五000s七000で、その状態であれば、多少は忙しくても病気にはなりにくいのです。このように白血球の数が、その人の健康状態、元気度を示しているのです。
若くして免疫力を低下させないためには、毎日散歩したり、週に何回かスポーツクラブに行くなど、運動を習慣づけることです。日ごろからからだを鍛えて白血球の数をふやすように心がけておけば、風邪をひいたときでも高熱を出さずにすみますし、仕事で無理をするようなことがあっても、それに耐える体力がつくのです。


心筋梗塞になりやすい体質に変えてしまっていないかどうか。 病気にもなる 病気にもなる

細胞を攻撃するのである

薬品業界ではインポテンスという言葉は使わず

薬を投与するほ
細胞をアポトーシスに導く

しかし原始的な生物は防御細胞や酸素を運ぶ細胞をつくる造血組織や血液、その血液を送り出す心臓こそもっていたものの、血管がない状態が長く続いたのです。今日でも、心臓はあるけれど血管がない生物はいっぱいいます。が、それらは、直接に細胞のあいだに血液を送って生命を維持しています。また、動脈や静脈があっても、昆虫などの節足動物や軟体動物などには毛細血管がありません。ですから動脈を流れる血液は直接に細胞間を経て静脈にもどります。たとえば、無脊椎動物のゴカイでは、血管のような脈管構造をとるのは一部にすぎません。このような非連続的な血管系を開放血管系と呼びます。まったく血管がない生物よりも効率はいいのですが、毛細血管がないので血液を動脈からいったん組織に出してしまうのです。
しかし、動きも速くなり、臓器の構造が複雑になった脊椎動物では、このような血管系では限界が生じます。もっと効率よく酸素や栄養を送らなければならなくなり、またケガをしたときの修復も必要になりました。そこで効率よく安定したかたちで血液を全身に送るために、マクロファージが変化して複雑な血管の仕組みがつくられたのです。人間も含めた脊椎動物の血管は、動脈、静脈、毛細血管から成り、動脈から流れ出た血液は毛細血管を経て静脈へもどります。血液はつねに血管内に閉じ込められています。ただし、血漿や白血球は血管壁から出て周囲の細胞とのあいだに組織液として流れ、血液と細胞間の物質伝達を受け持ちます。こうした血管系を閉鎖血管系といいますが、開放血管系からさらに進化した血管系であることは明白です。なご血管がマクロファージから変化した名残をよくとどめているのは、血管内皮細胞です。こには、マクロファージ同様に、異物を捕らえて飲み込む貪食作用があります。
たとえば、ネズミを使って血管に炭などの異物を入れる実験をすると、血管内皮細胞が炭を食べてしまいます。はちゅうるいほにゅうるいまた赤血球を見ても、魚類、両生類、爬虫類、鳥類では赤血球に核が残されていますが、哺乳類には核がありません。それは、大量の酸素を運ぶためには核が邪魔になったからです。つまり、マクロファージが変化する過程で核が消失して、いまのようにマクロファージとはかけ離れた形態になったのです。
ここからも、白血球のみならず、たことがわかります。

細胞を攻撃するのである

ホルモンのほとんどは脳でも作られるんです。

赤血球などほかの血液成分や血管もマクロファージから進化してつくられ三十歳以降のカギは古い免疫システムすでにお話ししたように、人間の免疫はマクロファージから進化してきたものです。もともとの免疫システムは自然免疫、細胞性免疫の素朴なシステムだったのが、環境の変化に応じて進化して、獲得免疫、体液性免疫という高度なシステムができてきたと考えられます。つまり、生物が海から上陸する以前からもっていた古い免疫システムと、上陸してから進化してきた新しい免疫システムが複合しているのではないかというのが私の考えです。
免疫システムの進化を見てみると、生物が水中に生息していた時代は、陸上と違ってほこりやウイルスのような微小な異物はほとんど存在しておらず、その活動範囲も限られていたので、異物が侵入することも少なく体内で生じる異物に対応すればよかったのでしょう。
それを担っていたのが、原始的な免疫力であるマクロファージです。
ですからこの時代までは、マクロファージが免疫のすべてだったと考えられます。それが免疫の原点だとしたら、もともとの免疫システムは、外から侵入してくる異物の排除よりも、体内で生じた、がんのような異常細胞を除去することだったということになります。
しかし、陸上に上がって生活するようになると、陸上の空気中にはほこり、細菌、ウイルスなど外敵がたくさんいますから、それらに対応しなければならなくなったわけです。しかも、陸上では水中の110倍もの酸素が摂取できるようになったので、血中の酸素濃度も五倍に上昇し、生命エネルギーが格段に増大して、水中時代とくらべて非常に活発に活動できるようになりました。当然、異物が入り込むことも多くなります。
こうした環境の変化にともなって、マクロファージが進化してきたのです。細菌の侵入に対しては顆粒球がウイルスなど微小な異物に対処するためにはリンパ球ができました。まずは、リンパ球のなかでも顆粒球に近いはたらきをする原始的なNK細胞や胸腺外分化細胞ができ、さらに、B細胞や細胞などのように、協力し合って外部からの微小な異物を排除するのに特化した高度な免疫システムを備えるようになったのです。

ガン死亡は減るどころ

まとめると、するものです。
新しい免疫系は、外から侵入してくる細菌などおもに外来抗原に対して、抗原抗体反応で対処それに対して古い免疫系とは、おもに異常自己細胞に対して直接に攻撃を仕掛けます。
貪食によって異物を飲み込む顆粒球や細胞そのものを攻撃するNK細胞は、単純で原始的な攻撃法ですがB細胞を中核とする新しい免疫系は、一度入ってきた抗原がふたたび入ってきたときには、それに対抗する措置までつくり出すのですから、高度で洗練されています。
ところが、新しい免疫系はその対象が微細な細菌やウイルスなど一部の異物に限られているのに対して、古い免疫系は広範囲に私たちのからだを守っているのです。たとえば、がんのような自分のなかで生み出された異常細胞に攻撃を仕掛けるのはNK細胞のような古い免疫系です。老化やストレスで生じる異常自己細胞を排除しているのも、この古い免疫システムなのです。

人間のからだはよくできていて、若くて活動的なときには、外来抗原を処理する新しい免疫システムが効率よく対応しますが、年をとるにつれて、異常自己細胞を排除するシステムである古い免疫系が活性化するのです。たとえば、三十歳前後から胸腺は自然に退縮して小さくなります。胸腺でつくられる細胞や骨髄でつくられるB細胞は減少し、免疫抑制が起こります。しかしそれに代わって、NK細胞や胸腺外分化細胞などは活性化するのです。
このような古い免疫系が、私たちが年齢を重ねても、握っているのではないかと考えられます。
がんなどの病気を予防し、健康に生きていけるカギをマクロファージが最後にして究極の砦たとえば、がんを取り上げて考えてみましょう。がんは活性酸素によって遺伝子が障害されることによって起こります。
ケアでも中心となるプログラムのひとつです。

病気に対する対応が早い人が多く

そもそも正常な細胞が増殖に使うための遺伝子であるプロトがん遺伝子が障害されて調節できなくなったものが、がん遺伝子です。ですから、がんの元になるプロトがん遺伝子は、だれもがもっています。実際、私たちの体内では毎日111000-五000個ものがん細胞が発生しています。だからといって、それですぐにがんになるわけではありません。ほとんどの場合、それらの細胞は微細な段階で、NK細胞や胸腺外分化細胞などのリンパ球によって排除されているからです。これらのリンパ球は体内をたえず循環していて、がん化した細胞を発見すると、ただちに攻撃して排除しているのです。
しかし、この免疫システムがうまくはたらかないと、がん細胞は見逃されて徐々に大きくなります。
一個のがん細胞が直径1センチの大きさにもなるには何年もかかります。

ふつうなぜ、そのようなことが起こるかといえば、自律神経のバランスを失って生体のホメオスタシスがうまく保たれていないためです。たいていは強いストレスを受けることによって、交感神経の緊張が続いているケースです。すると、顆粒球がふえて活性酸素がからだじゅうに多く発生します。それによって、からだの細胞が傷つけられてしまうのです。
また、白血球が顆粒球過多でリンパ球が減少していると、遺伝子を障害して発がんの原因をつくる活性酸素がふえ、がん細胞がどんどん発生しているにもかかわらず、NK細胞や胸腺外分化細胞の数が減少してはたらきが鈍くなるので、それらを処理しきれなくなってしまうわけです。
さらにがん細胞が成長すると免疫力が低下して、顆粒球も含めた白血球全体が少なくなっていきます。健康な人であれば約六000個前後あるのが、がん患者さんの場合、四000個を切ってしまうこともめずらしくありません。がんがどんどん進行すると、さらに低下していきます。しかも、健康な人であれば白血球中の三五パーセント程度、11100個のリンパ球であったのが、白血球中の割合も低くなり、三0パーセント以下の一1100個以下になってしまいます。それではいよいよリンパ球はがん細胞と戦う力を失い、がんはさらに勢いを増すことになります。末期がんの患者さんのリンパ球は1000個を割ってしまいます。

ホルモンの分泌を多くするように働きかけるんです。
薬物療法が行われます。

細胞を血管壁

検査では発見しにくいのですしかし、そんな末期がんの患者さんでも、がんから生還した方がたくさんいます。なかには、抗がん剤や放射線治療など免疫力を極端に落とす従来の医療を受けてきた人たちもいます。白血球のはたらきが落ちていたことを考えると、それらのケースは、NK細胞だけでは説明がつきませんそこで、さらに古い免疫システムであるマクロファージが関与しているのではないかと、私は考えています。
ですから、このマクロファージこそが究極の免疫力であり、生きる力そのものなのではないかと思われるのです。
それが私の免疫研究のもっとも最近の知見です。

病は気からには医学的根拠がある

Ⅱ心とからだをつなぐ免疫力自律神経は細胞のコンダクター前章で、私たちの免疫力とはどういうものか、ある程度おわかりいただけたと思います。すでに前のページで、働きすぎやそれにともなうストレス、あるいは人間関係の悩みなどのストレスが、私たちのからだを直撃して病気を引き起こすことをお話ししました。そこで自律神経についてもふれましたが、この章では、前のページを踏まえて、免疫力と自律神経にいかに深いかかわりがあるかについて説明していくことにしましょういま、世の中で安保免疫学などといわれていますが、私の免疫理論の根幹を成しているのが、この自律神経と免疫システムの白血球の関係なのです。
ケアでも中心となるプログラムのひとつです。

ストレスを感じない人

そこから、心とからだをつなぐ免疫理論が成立してきたのです。私たちのからだは全身に神経系統のネットワークが張りめぐらされていますが、この神経系統は、手足など意識的に筋肉を動かせる随意神経系と、胃腸などの内臓や血管のように意識して神経を動かすことができない不随意神経系自律神経系に分かれています。後者の自律神経系は、通常私たちのからだのはたらきを自律的にコントロールしてホメオスタシスを保ち、健康を維持する役割を担っているわけです。
きっこうさらに、自律神経には交感神経と副交感神経という拮抗したはたらきをする二つの神経があります。
交感神経はエネルギーを消費する状態のときにはたらく神経で、興奮を支配器官に伝達し、生体を活動的にします。運動すると心臓のはたらきが活発になり、呼吸も速くなりますが、このとき、交感神経の神経末端からはアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されて、支配器官の細胞に作用しているのです。
逆に副交感神経は、休んだり眠るときにはたらく神経です。副交感神経はアセチルコリンを分泌して支配器官に作用します。心臓や呼吸を穏やかにし、胃腸などの消化器官に対しては消化液の分泌を促して蠕動運動を活発にするなどの促進作用があり、血管を拡張させて温熱発汗を促します。

ぜんどうすでにお話ししたように、ストレスを感じたときに食べたり飲んだりするというのは、からだが自然にリラックスを求め、副交感神経を刺激しようとするからです。そのために、ものを食べたり飲んだりして消化管を動かすのです。ですからストレスを受けると、私たちは無意識のうちに食べ物に手を出すことになるのです。大きく分けると、交感神経は興奮や活動性を高め、副交感神経はリラックスさせる方向にはたらくということです。昼間活動しているときには交感神経が優位にはたらいており、夜休息しているとき、寝ているときには副交感神経が優位にはたらいています。もちろん夜でも活発に活動したり興奮したりしているときには交感神経がはたらいていますし、昼間でもゆったりしているときには副交感神経が優位になります。一日のなかで、そうした波があるわけです。そして、ストレスを抱えているときには、心身ともに緊張しているので交感神経が興奮状態になっており、ストレスがなければ副交感神経が支配します。
こうした拮抗したはたらきを備えた自律神経が生まれたのは、す。多細胞生物になったことによると考えられま単細胞生物の時代には細胞が一つですから、それが単独ではたらいていればいいだけです。

予防を考え

症状が出ることもあります

健康な人でも体の機能は低下します。
泣いたり、笑ったりすることは副交感反射で、それまで交感神経緊張状態にあったのを、一気に副交感神経優位にもっていく作用なのです。人間はそうやってバランスをとっているわけです。
悲しいときに我慢に我慢を重ねて泣くことができないと、病気へといたる悪い流れです。
交感神経の緊張状態から逃れることができません。
ですから、たとえ大きな悲しみに見舞われても、泣いて吹っ切ることができる人は、病気になりません。しかし、吹っ切れないで悲しみに沈んでしまうと、生きるエネルギーはどんどん落ちることになります。すると白血球全体の数も減ることになります。その人のからだの状態は白血球にも左右されますから、ますます悪循環です。
元気でハツラツとしていれば、白血球の数も保てるわけです。
鈍感な人はかえって長生きできない?
では、ストレスを感じやすい人のほうが短命で、単純にもいえません。
ストレスに鈍感な人のほうが長生きなのかといえば、そうおびやもともと生物は生命が脅かされるような危険に遭えば、ストレスを感じて、その危険や不安を乗り越えようとするようにできているのです。アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されるのは、それに対処するためです。ですから、これらの分泌は短時間です。一時的に激しい怒りが湧いて頭にカッと血が上るようなことがあっても、せいぜい三十分程度なのです。

来る日も来る日も怒ってばかりいたら、血圧も上がって、心臓に大きな負担をかけるのは間違といっても、いありませんまた、もう一方のコルチゾールが分泌されるほうの回路は、継続的なストレスを受けることで動きます。ストレスを感じたときの最初の反応はアドレナリンやノルアドレナリンの分泌、ついでコルチゾールの分泌という順番になります。これもコルチゾールを分泌してストレスを和らげようとするからだの防衛反応なわけです。が出つづけて過剰になれば、血圧を上げて動脈硬化の原因ともなり、免疫力を落とすことになります。まったくストレスのない生活など、現代社会では考えられません。家から一歩も出ずにひきこもって、仕事もせず、だれとも接触せず、ゲームなど自分の好きなことだけをして過ごし、食事の支度も家族にしてもらうような生活であれば、たしかに、いわゆるストレスは少ないでしょう。また、経済的な心配もなく悠々自適なリタイア生活ができれば、ストレスは少ないかもしれません。
しかし、たとえそのような生活であっても、抱えることになるはずです。

症状が出てくる。

最低限度の人間関係はつきまとうので、それなりのストレスはストレスを感じても、それを持続させずに、その場で受け流していくことができれば、健康を損なうようなことも、免疫力を落とすこともないのです。ですから、ストレスに敏感な人が、早めに危険を察知できたからこそ健康に長生きできることもありますし、逆にストレスに鈍感なばかりにからだの異変に気づかないまま病気になったり命を落とすこともあるでしょう。
重いうつ病になりやすい性格交感神経が優位な人なのです。
副交感神経が優位な人です。
逆に一般的に、ストレスをはね返すような多少鈍感で精神的に強い人は、何かあるとすぐに落ち込んでしまうような敏感でストレスに弱い人は、私は、もともと副交感神経が優位な慎重派で、ストレスを感じやすいタイプです。いまでこそストレスをうまく受け流せるようになりましたが、以前は何かトラブルがあると、すぐにカッとして血圧が高くなったり夜間、頻繁にトイレに駆け込むこともありました。
神経質な人は、たしかにちょっとしたことで傷つきやすいものです。それだけストレスに弱いといえます。このタイプの人は、日ごろからあまり元気がなく、うつうつとした気分でいるほうが多いのです。
ですから、うつ病になる人は神経質なタイプに多いと思われるかもしれません。
たしかに、おとなしく神経質な人は、日ごろから自分の感情を抑えているので、それが高じてうつ病になったりすることがあります。しかし、このタイプはもともとが元気のいい躁状態はあまりなく、うつな状態がふつうなので、うつ病になっても、それほど重いものにならないケースが意外と多いのです。
重いうつ病になる人は、ふだんは意外に自信過剰な人で、躁とうつの揺れが激しいタイプです。
うつ病タイプです。そういう人は日ごろは明るく、仕事をバリバリと精力的にこなしていますが、に傷つくと大きく落ち込んでしまいます。
いわゆる躁何かの拍子たとえば、信頼する人に裏切られたと感じたときには、相手を許せなくなって強く恨みます。
つ状態になると、日ごろの態度とは対照的に、それだけ重いものになりがちです。
ですから、う性格については、もって生まれた遺伝的な気質と、生まれ育った気候風土なども関係すると思われます。
環境要因による後天的な性格が半々というのが定説です。
私が以前に住んでいた仙台の人は、日ごろは元気のいい躁うつタイプが多く、いま住んでいる新潟の人はおとなしいうつタイプの人が多いようです。前者は、太平洋側で冬でも晴れる高気圧の日が多く、日常的に交感神経が優位な状態になることが考えられます。それに対して、新潟は日本海側で冬は晴れる日が少なく、その気候を反映してか、どちらかといえばおとなしくて我慢強く育ちます。

 

ホルモンを手に使い

こちらは副交感神経が優位な状態といえるでしょう。
主観的かもしれませんが、私が仙台で研究生活をしていたときに教えていた学生たちは、ちょっときついことがあると、すぐに音を上げたものです。明るいのですがところが新潟に来てからは、学生たちは文句や愚痴もいわずに我慢強く黙々と勉強します。そこで「彼は頑張っているから、将来は自分の後継者に」と期待して、どんどん仕事を与えたりすると、「きついから、すこし仕事を減らしてください」と不平や愚痴をこぼすこともなく、あるとき突然、黙って辞めてしまうことが何度かありました。「そんなにたいへんだったのなら、早く気がついてやればよかった。あと1年頑張れば学位が取れたのに」と残念な思いをしたものです。
こうなると、どちらの性格がいいとか悪いとか、一概にはいえません。あくまでも私の経験した範囲のことではありますが、やはり気候風土も性格に影響すると感じますし、指導する側としては、人それぞれ性格が違うのだから、その人の性格に合うように指導しなければいけないと思いを新たにします。
ですから、自分の性格や周囲の人の性格を理解したうえで、その長所も欠点も知っておきたいものです。もともと明るくて楽観的な人のほうが、ストレスに敏感ではないので、クヨクヨすることも少なく、たしかしかし、に生きやすいでしょう。
込む危険があります。その楽観性が鈍感さや軽率さに結びつくと、思いも寄らぬ失敗やワナに落ちおとなしくて悲観的な人は、いつもストレスに悩まされるかもしれません。しかし、その悲観性が慎重な行動となって現われ、要らざる危険を冒さずに、安全に生きることができることだってあるわけです。その人の性格に応じて、ストレスに対処する方法は違うはずです。
いつも笑顔が病気にならない秘訣たいていの人は、日ごろ交感神経を緊張させる生活を送っているので、きちんと寝る、休む、リラックスする、あるいは、程よくおいしいものを食べ、適度のアルコールを楽しむといったように、副交感神経をはたらかせてリラックス系のホルモンが多く分泌され、リンパ球が活発に活動できる状態を意識することが必要です。食べることが好きで、無理せずにマイペースで生きていて、ほとんど怒ることがないような人は、副交感神経のはたらきがよくリラックス系のホルモンが分泌されやすいので、肌の色艶もよく、色白のぽっちゃりタイブが多いものです。

治療生活面では肥満解消も大切です。
こういう人は比較的長寿です。
たとえば、帯津三敬病院川越市の名誉院長である帯津良一先生は、そういうタイプです。帯津さんは肉が大好物で、昼間からよくカツ丼を食べ、酒好きで毎晩ビールを飲み、しばしばステーキを平らげる生活を送られているようです。六十歳を超えても太り気味ですが、いたって健康にされています。病院経営や診察などかなり精力的に仕事をしなければならないので、活力を補うためには、それだけ食べなければやっていけないということなのでしょう。
帯津さんは、いつもニコニコと穏やかで、怒ったりすることがほとんどありません。帯津さんには医療に対する独自の考えがあり、宇宙の摂理に従って生きているという感覚があるのでしょう。治療には気功も取り入れ、みずからも実践しています。ですから帯津さんは、怒ったり慌てたりすることもないし、精神がとても安定しています。ストレスをすべていなしてしまえる人間力に満ちあふれているのです。
攻撃的で脂ぎっていて筋肉質の人は、無理を重ねていて、活性酸素がふえて酸化が進みやすいので、色黒になります。
と、高血圧、高血糖になケースが多いのはこのためです。いつも興奮状態にあります。酸素の消費量が多くつねに興奮系のホルモンが分泌された状態が続く糖尿病や心臓疾患になるいずれは生活習慣病につながります。
働きすぎの人が、たとえがんになっても、そのことを嘆き悲しみ、「なぜ自分だけがこんな目に」
くなると、自律神経とホルモンの関係からも悪い流れに入ってしまいます。
と怒りの感情を制御できなむしろ、がんにかかったおかげで生活習慣を変えられると感謝するくらいの気持ちで前向きに生きていくことによって、ホルモンの作用も変わってきて、がんが退縮することだってあるのです。
同じ体験をしても、そのストレスをうまく受け流すことがいかに大事なことかおわかりになると思います。怒りすぎず、抑圧しすぎず、心をおおらかにして人生を愉しむことが、健康を保ち長生きする秘訣なのです。

からだの声を聞く力

感性を失ってしまっているから病気になる私たち現代人は、知識万能、科学万能に毒されて、病気になっているように思えてなりません自分のからだや心についての感性を失ってしまった結果突発事故に遭ってケガをしたり、流行病にかかるのは防ぎようがありません。

 

治療は終了です。

夜遅くまで起きていれば、朝は眠たい状態で無理して起きなければなりません。まだ副交感神経が優位でボーッとしていて、食欲もないので朝食が食べられず、一日のスタートが悪くなります。慢性的に睡眠時間が足りないので、からだがシャキッとしないまま一日を送ることになります。そんな生活を続けていれば、からだのもっとも弱い部分が悲鳴を上げて、何らかの病気になるのは当たり前なのです。二十代の若い人でも、病気になりやすいのは夜のアルバイトをしている人に多いのです。最近、二十代で精巣がんになった人たちから相次いで電話相談を受けましたが、彼らはコンビニや深夜営業のファミレスなどで徹夜のアルバイトをしていて、完全に昼夜逆転の生活を送っていました。
くりかえしますが、現代人のもっとも危険な生き方は夜ふかしです。
その夜ふかしが、パソコンやコンピュータゲームに長時間向かっていることによるとしたら、なおさら病気になる危険が大きくなります。そのような生活を続けていること自体が、すでに人間本来の感性を失っている証拠です。肌荒れや便秘はからだの悲鳴無理をしていると、必ず体調に表われてきます。肌が荒れて色艶が悪くなります。女性だけでなく、男性でもそうです。男性の場合には、髭剃りの跡が化膿するといったかたちで出てきたりもします。健康な肌であれば髭を剃っても傷つきませんひげそ吹き出物ができるのも体調が悪い証拠です。それをくりかえしていると膿が出て、治っても瘢痕がアバタになって残ったりします。また下痢気味だったり、便秘気味だったり、胃腸の調子も悪くなります。
つまり、体調を見るうえでは、まず顔色や肌の色艶、あるいは胃腸の調子に注意すればよいのです。
が、自分の体調に無関心な人が多く、現代人は自分のからだの声にあまりにも鈍感になっています。
ところからだがもともと丈夫な人なら、多少は無理をしても、なんとか病気にならずにすむかもしれませんが、弱い人はその無理が大きな病気を引き起こすことにもなりかねません。肌荒れくらい、たいしたことはないと無視して、それまでと同じような生活を続けていると、いずれ大病になる危険性も増すのです。

症状·抗

医師に相談に行こうと決めました。いま、もっとも死亡率の高い病気はがんや心臓疾患、脳卒中などの血管障害です。しかし、高血圧や糖尿病、あるいはがんも含めた生活習慣病は、からだの声を聞かずに、自分を痛めるまで酷使した結果なのです。自分のからだの声に鈍感になっているから病気を招いてしまっているのです。
からだの調子が悪くなっても、そのまま働きすぎの生活を続けているのは、カンが悪いとしかいいようがぁりません。そんなことをいわれても、無理せざるをえないとの反論が聞こえてきそうですね。たしかにそんな生活を押しつけているのが社会であるならば、社会全体のカンが悪くなっているということなのでしょう。しかし、働きすぎるうえに、自分でさらにからだを痛めつける生活をしているのが多くの人たちなのです。前のページでもふれましたが、ことに夜ふかしは非常にからだに悪いことです。夜ふかしが現代人の万病の元になっているといっていいほどです。
遅くまで仕事をして、なおかつ家に帰ってもパソコンでインターネットをしたり、コンピュータゲームをしたりの毎日は、それが会社でのストレスを解消するためというには、あまりにもお粗末です。
いま日本は、世界一照明が明るい国なのです。アメリカの家庭では、スタンドで明かりをとっています。日本でも、ホテルなどはアメリカナイズされていて、部屋はスタンド照明だけで薄暗いものです。日本の家屋は照明が明るいので、そのせいもあってか、みんな自然に夜ふかしになって、十二時を過ぎても起きているパターンになっています。


医師に相談に行こうと決めました。 神経です。 神経です。

腰痛の大半を占めます。

医師の助言もありました。

検査を行うのがふつうです。
薬が臨床の場に出てくる

しかし、進化の過程で機能が複雑になり分担されるようになると、ある行動のときにはこれこれの細胞群がはたらき、別の行動のときには別の細胞群がはたらくというように、担当を決めなければならなくなりました。それを瞬時のうちに無意識で行なっているのが自律神経なのです。
私たちのからだを構成する六〇兆の細胞すべてが自律神経の支配を受けているのです。
交感神経と副交感神経のどちらから発達してきたかと考えると、生存にまず必要なのは、ものを食べ、消化·吸収することですから、その機能を支配している副交感神経から進化したと考えられます。生物が海から上陸して重力に逆らって活発に活動するようになると、そのために運動量を大幅にふやさなければ生きていけなくなりました。生存競争も激しくなります。そこで必要に迫られて発達したのが交感神経です。心とからだと自律神経の密接なつながり私たちが日常を健康に送ることができているのは、この自律神経が必要に応じてはたらいているからです。

逆に、自律神経のはたらきがうまくいかなくなると、体調が崩れます。たとえば、集中して仕事をしなければいけないときに血管が開いてのぼせてしまっては、仕事ははかどりません。逆にゆっくり休みたいときに、血管が縮まって血流が悪くなり手足が冷えてしまっては、くつろぐことができなくなります。このような自律神経の不調が生じるのは、おもに悩み、心配などのストレスのためです。心配事があって食欲が落ち、よく眠れなくなることはだれにでも経験があるでしょう。それは心の状態が自律神経を左右し、からだに大きな影響を与えるからです。逆に、ケガをしたり病気になれば気分も落ち込んでしまいますからだの状態も心に大きな影響を与えます。
このように、心とからだをつなぐのが自律神経なのです。
免疫システムを担っている白血球との関係です。
そして、そのカギを握っているのが、自律神経と体内のさまざまな細胞が自律神経の支配を受けていることは、かで白血球の存在だけが抜け落ちていたのです。
これまでにもわかっていたのですが、そのなたとえば消化器官や心臓などのように固定している細胞は、神経末端でつながっているので自律神経支配だとすぐにわかったのですが、血液のように体内を流れる細胞は、そのような支配から自由になっているのではないかと思われていました。

医師の助言もありました。

治療法が開発できるとは限らない

しかし、白血球もその例外ではなかったのです。一九九六年に、うメカニズムを、私は同僚の福田稔先生とともに突き止めました。
白血球が自律神経の支配を受けているといある日、福田先生が私を訪ねてきて、晴れた日つまり気圧が高い日ほど虫垂炎の患者さんがふえている。気圧と何か関係があるのではないかと共同研究をもちかけてきたことがきっかけでした。私はそれ以前に、白血球の日内リズムを研究していたことから、晴れた日と天気の悪い日では、自律神経の影響で白血球の分布も変われば、病気の内容も変わるのではないかとピンときたのです。つまり、すぐに顆粒球のことを浮かべたのです。というのは、腹痛を訴える患者さんの血液を調べて白血球中の顆粒球がふえていたら、虫垂炎を疑うのが常識だったからです。
顆粒球はすでに説明したように、体内に侵入した細菌を食べて分解し、その戦いで死んで結果的に膿となります。顆粒球は細菌処理をするのに活性酸素を使いますが、死ぬときには大量の活性酸素を放出します。この活性酸素が組織や細胞を破壊します。それが虫垂炎を引き起こす可能性もあると考えられてましたそこで実際に、白血球と気圧の関係を調べてみました。そこでわかってきたのは、気圧が高いときには顆粒球が多くリンパ球が少なくなり、気圧が低いときにはその逆になるということです。つまり、高気圧で天気がいい日は顆粒球の割合が高く、低気圧で天気が悪いときにはリンパ球が高くなるのです。さらに脈拍を調べてみると、高気圧のときには脈拍が速く、低気圧のときには遅くなることがわかりました。
高気圧とは空気の量が多くなることであり、空気の量が多くなれば当然、酸素も多くなります。そこで高気圧のときには、人が体内に取り入れる酸素の量も多くなります。そのため晴れた日には、人は活動的になり交感神経優位になって脈拍や呼吸数もふえます。さらに白血球の顆粒球の数がふえることになり、過剰な活性酸素によって組織が障害を受けやすくなるわけです。

病気を引き起こしかねない

それが、晴れた日に虫垂炎が多くなるという因果関係で白血球が自律神経と連動してはたらくもう一つの根拠は、顆粒球がアドレナリン受容体をもっていて、リンパ球がアセチルコリン受容体をもっているということです。私たちの研究以前にも、顆粒球がアドレナリン受容体をもっている、リンパ球がアセチルコリン受容体をもっていることを主張する論文は、個別にいくつか出ていました。私たちは、そのことをセットにして証明し再確認したのです。
先ほどお話ししたように、交感神経はアドレナリンやノルアドレナリンを分泌して器官を動かすのですからその対象にはアドレナリン受容体が、副交感神経の対象器官にはアセチルコリン受容体があるわけです。です。から、アドレナリン受容体をもっている顆粒球は交感神経支配にあり、アセチルコリン受容体をもっているンパ球は副交感神経支配にあることが明確になったわけです。

私が東北大学の学生だったころに指導を受けた斎藤章先生が、生物学二進法
に基本概念を発表されていたことも、私たちの研究を勇気づけてくれましたという論文のなかで、すでこうして高気圧と虫垂炎の関係を端緒にして、自律神経と白血球の関係が明らかになり、自律神経のはたらきを変化させ、その自律神経の乱れがさまざまな病気をもたらすという、心とからだの密接な関係が証明されてきたのです。さらにストレスが自律神経を介した年をとると病気になりやすいメカニズムいかがでしょうか。ここまでのお話で、交感神経が優位になると顆粒球がふえて、副交感神経が優位になるとリンパ球がふえるメカニズムについては、ご理解いただけたと思います。ですから、自律神経のバランスの乱れが免疫力の低下を招き、それが病気の原因になるといえます。すでにお話ししてきたように、ハードな仕事が続いたり、強いストレスを受けると交感神経が過剰にはたらきつづけることになります。体内ではアドレナリンが分泌され、それにともなって心拍数が多くな盛んに活動して血管は収縮している状態です。その状態があまりにも長く続くと、動脈硬化が進行し、慢性的な高血圧になります。
しかもアドレナリンは、白血球のなかでもアドレナ、リン受容体をもっている顆粒球のはたらきを盛んにするので、顆粒球がふえてリンパ球が減少することになります。顆粒球がふえすぎると、細菌だけでなく体内の有益な常在菌まで攻撃しはじめ、化膿性の炎症を引き起こします。
ガンに侵された部分を切除

薬として認められていない

そのときに活性酸素を撒き散らすわけです。その結果、組織の破壊が起こってしまいます。破壊が起こるのは、弱っている組織からです。病気になるのはその人のもっとも弱い部分からということになるのです。
それに対して、副交感神経が優位になりすぎてリンパ球が過剰になると、アレルギー疾患が起こりやすくなります。抗原に敏感に反応しやすくなことに問題になっているのは、がんを含めて交感神経の緊張状態が続くことによって起こる病気です。というのも現代の私たちをとりまく生活は、緊張状態が長くてストレスが強く、交感神経が優位になりすぎているからです。すべての病気の七八割が交感神経優位の状態が続くことによって引き起こされるといえるほどです。ここでつけくわえておくと、年をとるとともに交感神経が強くなる傾向があります。思春期までは顆粒球とリンパ球の割合がほぼ同じですが、成人に達してからは年とともに顆粒球の割合がふえつづけていきます。老化によって病気にかかりやすくなるのも、それが大きな原因の一つであるといえるのです。活性酸素を吸着するサプリメントの害最近、活性酸素が非常に悪いものだとされていることはご存じのことと思います。活性酸素は酸素が化学的に活性になったもので、非常に不安定で強い酸化力をもち、血液中の脂質を酸化させて有害物質に変えてしまうとともに、細胞内に侵入してその細胞の遺伝子を損傷します。
この活性酸素をいちばんつくるのが顆粒球で、私たちのからだの七割の活性酸素が顆粒球から放出されていると考えられています。
ですから顆粒球が多くなれば、必然的に活性酸素の放出量もふえるのです。
たとえば顆粒球が多くなると、皮膚の色が黒くなって活性酸素焼けしていきます。
粒球が多い状態になって皮膚に現われる活性酸素焼けなのです。
シミは、老化によって顆また、がんの発生母体は上皮と腺細胞です。ここは、顆粒球が押しかける常在菌がいる場所です。この上皮細胞や腺細胞はつねに再生が行なわれている場所で、ある程度であれば活性酸素によって細胞が壊されても新たな細胞に置き換わります。しかし、顆粒球が多くなりすぎて活性酸素が過剰になると、細胞の再生を極度に促されることによって障害を起こして発がんすることになるのです。

治療しましょう◎
薬を使う生活に慣れてしまっています。

免疫の機能に関係するHLA

認知症の末期でした。しかも、顆粒球が多くなっている状態では、一方のリンパ球が少なくなっていますから、がん細胞を攻撃するはずのNK細胞などの力は低下しているわけです。顆粒球過剰な状態が続けば、がん細胞はどんどん増殖していくことになります。それでは活性酸素を出さないようにすればいいのかといえば、そう単純にはいかないのです。活性酸素は私たちが生命活動をしている以上、必ず発生するものです。というのは、私たちの細胞が代謝を行なうと必ず酸素を消費するので、それにともない活性酸素が出るからです。
私たちが摂取した食べ物は、呼吸によって体内に取り込まれた酸素によって、細胞内で酸化されてエネルギーに換えられます。
そのとき、活性酸素は細胞を酸化することによって行動を活発化させるはたらきもしているのです。つまり、活性酸素が適度に生じるとき、新陳代謝が活発になって交感神経優位の活動的な状態になっているわけです。ですから、活性酸素を必要以上に悪者扱いするのも問題です。うつ病の人の血液を調べると、顆粒球が非常に少ないのです。つまり、活性酸素の量も少ないというわけです。このように、顆粒球が極端に減少した状態になると元気がなくなることがあります。活性酸素も、結局はバランスの問題なのです。処理できないほど多くなりすぎると、酸化による組織破壊や老化を促進させることになり、極端に少ないようだと活力がない、元気のない状態になってしまうということです。そこで、体内に活性酸素が多くならないようにすればいいと考えるわけです。活性酸素を吸着する抗酸化物質には、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチン(人体の脂肪組織に蓄えられ、必要なとき一分子に分かれてビタミンAになる前駆体)などがあります。
しかし、吸着したあとでそれらを排泄できればいいのですが、体内にとどまると酸化物として老化を促進しかねません。
医師の助言もありました。

腰痛がある月経が始まる

そのため、脂溶性のビタミンEやビタミンAなどは、サプリメントなどでとりすぎるとかえって悪い作用をおよぼすことになります。
たとえば、若返りのビタミンといわれるビタミンEを排泄量よりも多くとると、活性酸素を吸着したビタミンEがからだに残って酸化物になり、かえって老化を促進することがわかってきています。ベータカロチンにしても、アメリカでがん予防のためにベータカロチンの大規模検査をしたのですが、多量に摂取したグループの発がん率がかえって高くなって、危険が指摘されて11年目には中止した経緯があります。ベータカロチンは水溶性なので、不必要なものは水といっしょに流れ出ますが、それがビタミンAに変化すると、脂溶性なので体内に残り弊害が生じることになるのです。
一方、妊婦がビタミンAをとりすぎると、活性酸素をどんどん吸着してしまいます。胎児の細胞は活性酸素で増殖しているので、活性酸素が減ってしまうと増殖が弱まって胎児に危険が生じてくるのです。
ですから妊娠している女性は、ビタミンAの健康補助食品をとらないようにとの警告が出されているくらいです。こうした脂溶性のビタミンは、食物としてとるぶんにはまったく害はありません。たとえばベータカロチンはニンジンやカボチャなどに含まれていますが、食物繊維も含んでいるので過剰なベータカロチンは排出されます。しかし活性酸素を除去するからと、サプリメントで摂取するときには、むしろ害が出る恐れがあることも覚えておいてください。
病気になりやすい人、なりにくい人ストレスが病気を引き起こす科学的な根拠からだはどのような反応をするのでしょうかストレスを感じると、脳下垂体の上の視床下部という場所から、CRHというホルモン(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)がまず放出され、脳下垂体からACTHというホルモン副腎皮質刺激ホルモンの分泌を促してACTHが出されます。

症状がぶり返す

神経です。

症状の顕著な傾向のひとつに尿失禁があります。
薬の副作用で自殺·犯罪が関与していると思われる事件

また発熱、発疹をともなうアレルギー性の炎症や、虫に刺されたときに赤く腫れ上がるような炎症フレグモネ性の炎症なども、リンパ球がかかわって引き起こされるものです。
ほっ異物との戦いが終わったリンパ球はふたたび休眠状態に入りますが、このとき一部のリンパ球が異物抗原を記憶します。次に同じ異物が入ってきたとき、その記憶によってすばやく細胞分裂を起こし、病気が悪化する前に対処できるようになるわけです。これが、免疫が残らない顆粒球の自然免疫に対して獲得免と呼ばれるものです。
リンパ球の種類とはたらきもうすこしくわしく説明することにしましょう。専門的な話ですから、難しいと思われる方は読み飛ばしてくださっても結構です。
ただ、この仕組みを理解されると、私たちのからだが、細菌など外から侵入してくる外敵に対してだけでなく、体内でつくられてしまう異物からも、いかにうまく守るようにできているのかがおわかりになると思います。顆粒球には、好酸球と好中球と好塩基球がありますが、八〇パーセント以上を好中球が占めています。
さは直径一0S-五ミクロンO.O一SO.。一五ミリです。
大きリンパ球は顆粒球よりもやや小さく、直径が六ミクロンの細胞です。
NK細胞ナチュラルキラー細胞など何種類もあります。
リンパ球には細胞、B細胞同じリンパ球であっても、二つの系統があります。NK¥T前駆細胞からできる細胞.NK細胞系と.B前駆細胞からできるB細胞系です。どちらも消化管の周囲にあったマクロファージから進化してできたものと考えられます。
神経です。

ストレスをためることになります。

血管を流れる血液中だけでなく、リンパ節にもリンパ球が詰まっていますが、胞で、残りの約四〇パーセントがB細胞です。
その約六0パーセントが細リンパ球は顆粒球では処理できない細かい異物を処理するわけですが、います。まず、T細胞と細胞の役割の違いを大まかに説明しましょう処理の仕方は系統によってすこし違T細胞には、骨髄でつくられた前駆細胞が胸腺での選択を経て胸腺で分化·成熟する細胞と、私たち研究グループが発見した肝臓や腸管で分化する胸腺外分化ㄒ細胞があります。胸腺で成熟する細胞の九五パーセントは、胸腺にある自己抗原に反応してそのまま死んでしまい、残りの五パーセントだけが生き残って外部から侵入してくる抗原に反応します。
この細胞はさらにその役割によって、ヘルパ-ㄒ細胞、キラ-T細胞、サブレッサ-T細胞に細分化されています。
ヘルパー細胞とキラー細胞は、その細胞が活性化したときに細胞表面上ではたらきはじめるたんぱく質の名前をとって、それぞれCD4、CD8とも呼ばれます。ヘルパー細胞は、リンパ球の司令塔の役割を果たします。マクロファージから抗原の情報を受け取り、B細胞に抗体をつくるように指令を出したり、抗体をつくるのを助けます。また、マクロファージと共同でサイトカインを放出し、キラー細胞やNK細胞を活性化させます。キラ-T細胞はみずから異物を捕らえにいきます。異物を認識するためのT細胞レセプターをもっていて、これが標的となる異物の細胞の主要組織適合抗原を認識します。すると、細胞内に蓄えられていた分解酵素を標的細胞である抗原にふりかけて攻撃し、標的細胞を死滅させるのです。これからお話しするB細胞では効果が出ない場合に力を発揮します。
サプレッサー細胞は、過剰に攻撃しすぎないように抑制したり、免疫反応を終了させるストッパーの役割をします。
一方のB細胞は骨髄でつくられます。B細胞のほうは、ヘルパ-T細胞の指令により、抗原に応じた接着分子免疫グロブリンという抗体をつくり、異物を凝集させて処理します。

薬の臨床試験の結果

また、抗原と結合するときに表面にレセプターを掲げ、抗原を示す標識の役割も果たします。ついでにお話ししておくと、アレルギー症状が引き起こされるのは、この免疫グロブリンのためです。リンパ球が過剰になると、無害な異物をも有害だと過剰に認識してしまうために、こうした症状が起きるのです。
NK細胞は、がんを殺すということで一般によく知られていると思います。つねに体内を循環していて、がん細胞やウイルス感染細胞など、体外から侵入した異物や体内で生じた異常細胞を見つけると単独で攻撃します。このNK細胞はマクロファージから進化した最初のリンパ球で、T細胞、B細胞とは形が違っています。核の周りにある細胞質に顆粒があり、しかも顆粒球よりすこし大きいので大型顆粒リンパ球とも呼ばれています。

T細胞やB細胞はNK細胞よりも小さく、より進化したものですが、その中間の進化段階にあるのが、一九八九年に私たちが発見した胸腺外分化細胞というリンパ球です。
ちなみに、T細胞、B細胞が発見されたのは一九六〇年ころのことで、NK細胞が明らかになったのは、九七五年ころのことですから、免疫学という学問がいかに最近のものかがおわかりでしょう。
一もうすこし、この胸腺外分化ㄒ細胞についてふれておきましょう。胸腺外分化細胞にもいくつかの種類がありますが、その半数はNKT細胞で、これはNK細胞と細胞の両方の性質を併せもつ新たに分画されたリンパ球です。形としてはNK細胞に似ている顆粒リンパ球です。
NKT細胞は新たな免疫細胞として注目を集めていますが、そのはたらきはNK細胞と同様に、しながらたえず監視し、異物の侵入や異常細胞の発生を発見するとただちに攻撃します。ほかのい、マクロファージからの指令を必要とせずに単独で行動するのもNK細胞と同じです。

医師に相談に行こうと決めました。

免疫力が落ちてき

体内を循環細胞とは違現段階では、胸腺外分化細胞のはたらきについて、正確なことがすべてわかっているわけではありませんが、NKT細胞がNK細胞と同じように、がん細胞を排除するために動いていることがわかってきています。
免疫システムの流れさて、ここで人間の免疫システムを整理してみましょう。
からだに細菌やウイルスなどの異物が侵入すると、体内を循環しながら監視しているNK細胞は、すぐに異物を攻撃しはじめます。
同時にマクロファージが異物を貪食し、その一部を抗原提示して異物侵入を告げるサインを出します。
にインターフェロン、インターロイキンなどの免疫情報伝達物質サイトカインを放出してヘルパーを活性化させ、免疫システムを作動させます。
さら細胞マクロファージから情報を受けたヘルパー細胞は、B細胞に異物を排除するための抗体をつくるよう指令、それを受けて、それまで休眠状態だった細胞が盛んに活動しはじめ、抗体と呼ばれるたんぱく質をつくり出して異物の攻撃にかかります。抗体は異物である抗原に結合し、異物を無毒化したり体外への排泄を促します。
こうした防御システムが、よく知られる抗原抗体反応です。もし異物が強力でB細胞だけでは対処できないとなると、ヘルパ--細胞はキラ-T細胞の出動を促します。

キラー細胞はNK細胞と同じように、細胞自体がパーフォリンなどのキラー分子によって異物を攻撃します。
そして異物が排除されると、その残骸はマクロファージによって片づけられます。それを見届けヘルパー細胞やB細胞は活動を停止します。
いったん細胞によって異物が処理されると、B細胞には異物の情報が記憶されます。同じ異物がふたたび侵入してきても、記憶によってただちにB細胞がはたらきはじめ、短期間で処理が可能となります。それがはしかや風疹に二度かかることがない理由です。ふうしんB細胞によってつくられる抗体は、ある特定の抗原にしか反応しません。それは細胞が抗原のレセプターを認識して、そのレセプターに反応するように抗体をつくるからです。また、地球上のほとんどすべての物質に対応するともいわれています。つまり、間違えることがないのです。

遺伝しやすい
薬の登場

老化の進行も遅くすることがで私も規則性を大事にして

ホルモンは理性ではコントロールできずしかも、一度異物を認識すると、その情報は新たなB細胞に伝えられて一生記憶されるのです。このシステムが先ほど説明した獲得免疫です。
ちみこのように、いかに免疫システムが緻密につくられているかがおわかりになると思います。B細胞を中心としたシステムは血液やリンパ液など体液内を移動して、抗体をつくり出して標的である異物NK細胞、を攻撃します。そのために体液性免疫とも呼ばれています。
それに対して、キラー細胞、KT細胞のように、直接に標的細胞抗原を攻撃する仕組みを細胞性免疫といいます。N生物が自己保存できるのはマクロファージのおかげマクロファージは最初にできた免疫系といいましたが、それだけでなく、進化の過程で、マクロファージからさまざまな組織、器官が形成されてきたと考えられます。マクロファージは、皮膚と腸のあとにできたと考えられますから、外胚葉と内胚葉以外の中胚葉は、すべてマクロファージから進化したはずです。生物を構成する細胞はまとまりによって、外に面した層を外胚葉、まれて直接外界に接することのない細胞群を中胚葉といいます。内側に向いた層を内胚葉、その両方に囲からは体表を覆外胚葉は個体を外界から仕切ると同時に、外界との接点としての役割を担っています。
理学療法学科大学で症状を相談してください。

細胞を錆びつ

う表皮だけでなく、生物それぞれの種に特有な発達段階に応じた神経系と感覚器官が発生します。内胚葉からは食物の取り込み、消化、吸収、排出に当たる消化器官が発生します。脊椎動物にいたると、消化管はさらに分化して口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、直腸や、唾液腺、肝臓、膵臓などの派生器官まで備えるようになります。えらや肺などの呼吸器官も内胚葉から分化しています。こうくうそして中胚葉は、その名のとおり外胚葉と内胚葉の中間に位置し、脊椎動物にいたっては脊椎骨などの骨格系を発達させ、体腔もそれまでより桁違いに大きくなり、その内部に強大な筋肉系や血管などの循環器系、腎臓、輸尿管などの泌尿器系や生殖器系を生み出しました腎臓などの器官も、マクロファージが元になってつ血管だけでなく、これら中胚葉から分化する骨や筋肉、くられてきたと考えられます。

たとえば、脂肪細胞が常時栄養を貯めておけるような機能をもったのもマクロファージによるものです。生殖細胞は同じように栄養を貯めるのですが、脂肪だけではなく、子孫をもつための栄養やDNAなども蓄えています。ですから生殖細胞は大きく、ふつうの細胞が約10ミクロン程度なのに対して、卵は約五〇ミクロンほどの大きさがあります。
このように、いのです。生物が自己を保存することができるようになったのは、マクロファージのおかげといってもいからだの隅々に栄養や酸素を運び、さらにからだの防御機構である免疫をも担っている血液や血管が進化変化するうえで、マクロファージがどのような役割を果たしてきたのかを見てみましょう単細胞生物から多細胞生物に進化して、マクロファージから白血球、赤血球ができていきました。

老化は形態にも現わ

ケアでも中心となるプログラムのひとつです。

病気についてこれぐらいの知識は持っていてほしいという視点
このホルモンが副腎皮質に刺激を与えて、さらにコルチゾールというホル私たちがストレスを感じると、のうかすいたいししょうかぶモンが分泌されます。コルチゾールは、もともとはブドウ糖を新たにつくり出すきっかけになるホルモンですが、圧を高め、動脈硬化を促進させるなどのマイナス要素を招きます。
量が多いと、血しかもコルチゾールは、すでに説明したリンパ球の一つであるNK細胞のはたらきを無効にしてしまいます。

というのは、NK細胞にはコルチゾールの受容体があって、コルチゾールを受け止めることでNK細胞が死んでしまうからです。
そのためにストレスが強いと病気になりやすく、がん細胞に対する抵抗力も弱くなってしまうのです。
にストレスがからだを直撃するか、ここからもおわかりになると思います。いかこの視床下部→脳下垂体→副腎皮質という流れが、ストレス回路といわれるものです。
またもう一つ、視床下部→脳下垂体→副腎髄質という流れから、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。ストレスを受けると血圧が上がり、汗が出て、動悸がするのは、これらのホルモンのはたらきによるものです。それによって、ストレスと戦ったり逃げようとしたりするのです。これは一時的に大きなストレスに対処するときです。

病気の人

どういずれにしても、交感神経の緊張によってコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンなどのいわゆるストレスホルモンが分泌されるわけです。ですから、強いストレスを長く抱えることになると、病気を引き起こしやすくなります。感情を抑えている人は病気になりやすいそして、心の動き、感情はホルモ病気になりやすいかどうかには、ンとかかわっています。
私たちの心の動きが大きく影響します。
ホルモンには、上位、下位という分類の仕方があります。視床下部、脳下垂体など脳から分泌されるのが上位ホルモンで、この上位ホルモンが血流を通って脳以外の甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、生殖腺など、からだのそれぞれの器官に達することで、それらの器官が刺激されて出てくるのが下位ホルモンです。

精神活動の影響視床下部と脳下垂体は、を受けやすいのです。ストレスと関係があることからわかるように情動と密接な部分で、人類の進化の過程を見ると、狩猟時代の人は多くの外敵にさらされていました。当然、危険な野獣と遭遇することもあります。そのとき、生命の危険にさらされ、恐れや怒りという激しい感情が起こります。それによってホルモンが分泌され、心身が興奮状態になって、反撃したり逃げ出したりという行動に移るわけです。ですから、瞬時にして活動レベルをピークに高める必要があったのです。
ホルモンは理性ではコントロールできず、感情に支配されているのです。つまり喜怒哀楽が、ホルモンを分泌する脳の視床下部や脳下垂体に直接に影響を与え、ホルモンの分泌を促すのです。悲しみや不安、怒りなどの感情がホルモンを左右します。
とくに悪いのは怒りの感情です。怒りっぽい人は、つねに交感神経のはたらきで緊張状態にあり、ホルモンの分泌が多くなります。そのため高血圧、高血糖になり、消化管のはたらきも悪くなり、メージを受けることになります。当然、健康を損ねることになります。
興奮系の心臓もダ逆に、いつも感情を抑えている人も危険です。感情を抑圧した状態では、やはり交感神経が緊張しているのです。

 

細胞がん

怒りっぽい人と同じように興奮系のホルモンの分泌が多くなり、それによって同様な病気になりやすくなります。職場で上司と部下のあいだに挟まれて、自分を抑圧することの多い中間管理職の男性、亭主関白の夫のもとで長年我慢してきた女性などは、健康を損ないやすいのです。興奮や抑圧が強いと、筋緊張が起きて肩こりが生じます。
からパーキンソン病を発症する危険性も高いのです。
長年肩こりに悩まされていると、六十歳を過ぎてですから、いつも怒ったり不安になったりする生活態度や、逆に自分の感情を抑えすぎている生活は危険で気持ちをゆったりとおおらかに保つことが健康のためにもいいのです。熟睡がからだによい理由ホルモンの正体は、おもにたんぱく質です。分子量が大きいことが特徴で、分泌量はごく微量でも血液中に放出されると長持ちするために、体内の隅々に行き渡り、さまざまな臓器や器官に影響をおよぼします。
私たちの心身の反応は、瞬時に神経を伝わって起こるものと、血液中を流れる生理活性物質(人のからだが自然につくり出している天然の物質)によって起こるものの二種類があります。ホルモンは後者の生理活性物質の代表的なものです。
このホルモンが、自律神経と密接に関係しているのです。ストレスを受けると交感神経が刺激されて心身が緊張状態に入ります。すると、脳やからだのさまざまな臓器からホルモンが血中に放出されて変化をもたらします。逆に、リラックスしたときには副交感神経が刺激されて、同様にリラックス系のホルモンが血中に分泌されます。
ドキドキしたりカッとなったりというように、不安や怒りなどで興奮したときには交感神経がはたらきます。

薬は捨てず
が、そのときに放出されるものには、副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイド(コルチゾール、コルチコステロイド、コルチゾンなど)や、副腎髄質から出るアドレナリン、甲状腺ホルモンなどがあり、リラックスしたときにはたらく副交感神経支配のホルモンには、成長ホルモン、性ホルモン男性ホルモン、女性ホルモン、インスリンなどがあります。
このようにホルモンにも交感神経に支配される興奮系のホルモンと、副交感神経に支配されるリラックス系のホルモンがあるわけですが、前者のほうが種類は多く、後者は種類が少ないのです。
すでに説明したように、ストレスなど興奮したときに最初に出るのが副腎皮質ホルモンです。副腎皮質ホルモンのステロイド糖質コルチコイドコルチゾールは、肝臓でたんぱく質の糖化を促進して、血液中に糖を放出するので血糖値を上昇させます。
さらに、喉仏の下にある甲状腺からは甲状腺ホルモンチロキシンが分泌されます。
陳代謝を活発にする機能があるため、脈が速くなり、やはり血圧や血糖値がしがります。
甲状腺ホルモンは新甲状腺ホルモンの異常放出になる病気に、バセドウ氏病甲状腺機能亢進症かき、たくさん食べるのにやせる、手の指が震える、疲れやすいなどの症状や、突出などの症状が出てくるものです。
があります。動悸や頻拍、汗目が飛び出たようになる眼球交感神経が優位になると、血流が悪くなり顔色が青ざめ、唾液が出にくくなって消化吸収が悪くなり、腸の蠕動運動が抑制されて便秘になったりします。ストレス状態が続くと便秘になったり食欲がなくなるのはうしたホルモンの作用のためです。
興奮状態が続くと、夜眠れなくなったり、疲労が蓄積されて心臓に大きな負担がかかることにもなります。糖尿病や高血圧になるリスクも高くなります。その状態が長く続けば、狭心症、不整脈、さらに心筋梗塞、脳卒中などという重病につながることもあります。
興奮系のホルモンが分泌されつづけると、このような問題が生じます。

 

医学が進歩しているにもかかわらず

白血球の顆粒球が交感神経に支配され、リンパ球が副交感神経に支配されていることは何度もお話ししましたが、自律神経とホルモン、そして免疫系の白血球は日内リズムと連動しています。夜ぐっすり眠れると風邪が治るのは、リンパ球が活発にはたらいてくれるからです。逆に日中のストレスが強すぎると、交感神経刺激によって顆粒球が過剰反応を起こし、傷口があれば化膿がひどくなったり、歯周病や痔があれば悪化したりします。
じ昼間はバリバリと仕事ができるように、夜はリラックスして気分が落ち着き、だのリズムを整えているのが、自律神経なのです。
昼間の疲れをとるようにから泣いて悲しみを吹き飛ばせる人は病気にならないふだんの生活が安定していれば、喜怒哀楽の感情がそれほど激しく動くことはありませんが、じれたり、悲しいことがあったりすれば、感情のリズムが揺さぶられます。

人間関係でこ日常的には、どうしても怒り、不安などの感情に襲われ、交感神経が緊張して甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンが出るケースが多いのです。なかには副交感神経に偏る場合もあります。それは無気力、自信喪失、絶望に陥ったときです。
不安を感じているときは、基本的には交感神経が緊張している状態です。ところが、不安が進んで悲しみにいたると、泣いて涙を流します。これは、泣くことによって副交感反射をして和らげているのです。

薬といわれています。

薬品業界ではインポテンスという言葉は使わず健康であれば、これらのホルモンがある程度までは心身の活力を高める効果が期待できますが、多く出すぎると免疫力がどんどん弱まります。反対にリラックスした状態にあると、副交感神経がはたらき、血流が促進されて消化活動が活発になります。リラックスしたときに出るホルモンの代表は成長ホルモンです。成長ホルモンは夜寝ているときに分泌され夜中の11時ごろ分泌量がピークに達します。成長ホルモンは子どもの成長を促進するだけでなく、大人の細胞を活性化させる役目も果たします。
熟睡できたときには、肌にハリと艶が出て全身がみずみずしくなりますが、これは成長ホルモンのはたらきによるものです。逆に夜ふかししたり睡眠不足だと、肌がかさかさになりますが、これは成長ホルモンが充分に分泌されていないことによるものです。
つまり、細胞のみずみずしさを保つのは成長ホルモンです。
これは、からだを温めることによって分泌が盛んになるので、風呂に入ってゆっくりと温まってから寝ると成長ホルモンもよく分泌されます。ホルモンの分泌と一日のリズム私たちは、日中は活動し夜は休みます。自律神経のリズムも日中は交感神経優位の状態が続き、夜は副交感神経優位な状態です。ホルモンの分泌もそのリズムにともなっています。
ですから、日中は交感神経に支配されているホルモンが盛んに分泌され、夕方から夜にかけては副交感神経に支配されているホルモンが分泌されホルモンのはたらきと1日のリズム甲状腺ホルモンアドレナリンコルチゾールグルカゴン物質代謝の促進心臓拍動促進、血圧上昇血糖値上昇血糖値上昇成長ホルモンインスリン男性ホルモン女性ホルモン成長促進、細胞の活性化血糖値の抑制男らしさ、筋肉の発達女らしさることになります。朝の目覚めが悪い、あるいは夜の寝つきが悪いというような場合は、ホルモンのバランスが悪くなっているのです。興奮系の副腎皮質ホルモンは早朝四時ごろに分泌量がピークに達し、日の出とともに活動を始められるように、からだの活力を高めていきます。一方、リラックス系の男性ホルモン、女性ホルモンの性ホルモンは夜間に分泌されます。
顆粒球増加リンパ球増加1代拍値と質臓糖糖長糖らら成血男女物心血血モモレレゾゴモ腺レチカホスホホ長ン性性成イ男女状ドルレレ甲アコグリラックス系のホルモン副交感神経支配食後、夜間興奮系のホルモン交感神経支配日中ですから女性の場合、夜遅くまで仕事をしなければならないような状態が続いて安眠できないと、女性らしさが失われて肌艶が悪くなるだけでなく、精神状態もギスギスしてきますし、ひどいときには生理が止まることもあります。


薬品業界ではインポテンスという言葉は使わず 腰痛の大半を占めます。 予防を考え